<メール>
「ふわわ〜(キラリ)」:あずさからのメール。オーディション合格発表の時、嬉しさのあまり幽体離脱しそうになり、魂が半分くらいはみ出していたかもしれないという。ランクAへの昇格をかけた、負けられないオーディションが続く中、厳しい展開を強いられながらも合格できたケースは多々あるからのう。しっかしあずさの場合、合格発表の時に限らず、普段の日常生活でも魂が半分くらいはみ出ているような時がたまにあるよな。
「感動する本」:律子からのメール。ボロボロ泣ける本が読みたいって、読書感想文の宿題、まだ終わってないのかよ。この間、「泣ける2ちゃんねる」を薦めたのに、それじゃダメだったのか。つか本当に「泣ける2ちゃんねる」を読んで学校に感想文を提出したから、やり直しになったのかも。んじゃ今度はマジメに答えるか。野坂昭如の直木賞受賞作「火垂るの墓」。これは映画化もされてる、戦争の悲惨さを訴えた名作。同じく戦争物で、太平洋戦争で家族を失った少女の姿を描いた高木敏子の「ガラスのうさぎ」。律子的に感動できるか難しそうだが、栗良平の「一杯のかけそば」。この辺りの泣ける名作を推薦しておくか。にしても私、“泣ける名作”っていうと、戦争物ばかりが思い浮かぶな。「セカチュー」なんて絶対推薦できそうにないし。
第53週(残4週)
<オフィス・朝>
挨拶:「はぁぁ」→律子「大丈夫なの」でテンション維持。
パラメーターを見ると、ビジュアルの減衰がかなりヒドい状態になっている。「3曲目はボーカル曲を選べ」って、こういうことなのか〜と今頃理解。
<レッスン>
「歌詞」→「パーフェクトレッスン」
あずさ、律子のテンションをMAXに。
<コミュニケーション>
レコーディング(主題歌):律子
今度、ドラマの主題歌をやらないか、という打診があったことを律子に伝える。この吉報に律子は「大セールスが約束されたも同然」と、勝手に舞い上がっている。詳細を尋ねてきたので、まだ企画レベル、局側の承認待ちであると伝えたところ、少しだけガッカリしたようだが、すぐに「今の段階で企画レベルということは、ゴールデンやプライムといった注目のドラマですよね」と、再び舞い上がる。律子、こんなにポジティブシンキングをする性格だったっけか? と、普段とのギャップに首を傾げる。ランクBアイドルになったとはいえ、いくら何でもゴールデンやプライムのドラマ主題歌は高望みしすぎだろうと思い「だといいがなぁ」と、暗に反対の考えを示唆。しかし律子は聞いていないのか、「ワクワクして待っちゃうなぁ」と、異常なほど楽しみにしている。律子でもワクワクするものなのか。
そんな話をしていると、タイミング良く携帯電話にドラマ主題歌決定の連絡が入った。身を乗り出して電話の内容を所望する律子。本採用であることを告げると大喜びであったが、続いて「マニア向けの深夜ドラマ」であることを告げると、露骨に眉をひそめる。詳細を記したFAXが届いたので、これを律子に見せたところ、「ドラマのマイナーイメージに引っ張られちゃうんじゃない?」と、さっきまでとはうって変わって、急にやる気を無くしている。こういう所が律子の悪いところだな。マイナー番組でも、主題歌が良ければ人気が出る。むしろ主題歌のヒットでドラマを盛り上げるくらいの気概を見せるよう話したところ、律子は再び態度を改め、主題歌でドラマの視聴率をアップさせると意気込んでいた。
判定:「パーフェクトコミュニケーション」(思い出:+5/06):ランクBでの初パーフェクト。
<オフィス・夜>
テンションを確認すると、律子が満タンなのに対し、あずさが半分くらいに減っていた。ちょっと気になるところ。
- ファン人数:94万1129人
- ファンからのプレゼント:063 真珠のネックレス
今回はワンプレイでストップ。残り4週、減衰が進んでいる状態で2万5千×2回を合格するには、思い出が1つだけではかなり不安。最低1週、まずければ2週を費やすつもりであったが、ここにきて貴重なパーフェクトコミュニケーションを記録。た、助かった〜。これでもう、取るべきルートは定まった。あとはブーストメールが来れば言うこと無しだが。