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眞露杯体験記
この大会は1997年8月24日に神野芳治が主催したオープン大会です。
会場に入って受け付けをしようとすると、いきなり10問の三択クイズを出題された。とは言ってもこれは予選2Rのジャンル別2○2×でのジャンル選択の優先順位を決めるためのもので、近似値クイズのようなものと考えるのが適切だろう。大した重要性も無さそうなので、とっとと解答して、第一希望に「星座と神話」を選択して提出する。
予選1R:50問ペーパー
- 制限時間20分
- 問題はノーマルコースとアブノーマルコースがあり、各コースとも50点満点
- ペーパー1位は本戦進出
予定の時間になっても始まりそうもなかったので、ちょうど後ろの席にいた堀家敦さんと巨乳アイドル談話。途中から春日誠治も加わって、話が煮詰まってきたところでやっと司会の日高大介が舞台に登場。主催の神野自身は、大会中は裏方に徹するようであった。
ペーパークイズは二部構成で、まずはノーマルコース。途中につまんないギャグが差し挟まれて脱力。菅野美穂のヘアヌードがクイズに何の関係があるのかよくわからないが、取れない問題をいくら考えてもしょうがないのでベタ問題を確実に拾っていった。
「お楽しみはこれからだ」と書かれた一文の次ページを開くと、ビジュアルがすぐに目に付いた。少年Hの装丁にある「妹尾河童」や、ちびまる子ちゃんのケンタ君から「長谷川健太」、(当時の)最近流行したファッションの「ホールターネック」など、知ってりゃ取れて、知らなかったら手が出せない問題が目立つ。お偉方のビジュアルは誰が誰だかさっぱり分からなかったので捨てることに。それにしても、朝日新聞からそのままスクラップしたのが分かるビジュアルが多かった事は、多少なりとも私に有利に働いたような気もした。
しばらくして音楽が流れてきた。一つ目はアブノーマルにちなんで「ABA」の曲、二つ目は「蒲田行進曲」、以下イロモノ音楽が続く。その後はプレイステーションのロゴマークを書けとか、「護送船団方式」や「鍵盤のドとシの間に黒鍵が無いのはなぜ?」といった説明させるものなど。神野が普段から提唱していた多様なクイズが所狭しと並べられ、結構面白く解いていたが、最後のロゴマークを書いたり説明を要する3問はさすがに「こんなクイズやりたくねぇ」というのが率直な感想だった。理由は、クイズは単純に答えるものだから面白いのに、説明しろという問いのように手順を煩雑にしては、クイズの手軽さが無くなってしまうからである。
そんなこんなでペーパーが終わったが、解答発表が無かったので、ちょうど疑似答え合わせをしていたパンチョさんらのところへ潜り込む。「このドとシの間に黒鍵が無いのって、何で?」「えっ、ネズミがかじっちゃったから」という会話は嘘だが、やっぱり黒鍵が無い理由はだれも知らないのでいろいろな憶測が飛び交っていた。それでもみんなある程度は取れているようなので、それほど的外れな出題ではなかったようだった。
予選2R:ジャンル別2○2×
- 各ジャンル15問限定
- 3人までが勝ち抜けられ、各ジャンルのトップ抜けは本戦進出
A:時事A(社会・文学・科学):沼田が「バロウズ」をシャウトして一抜け。新井さん、下田さんの強豪3人が正解を独占。
B:フルーツ:矢野と志村が激しい押し合いをするが、このジャンルを制したのは矢野。
C:鉄道:マニアックジャンルだけにコアなプレイヤーが集中。混戦を抜け出したのは中溝さん。
D:横綱:鉄道とは違って、クイズ的マニアックジャンルなのでオープン活躍組が集中。こちらの混戦を制したのは西田だった。
E:目黒:このジャンルを選んだのはわずか3人で、2×失格しない限りラウンド得点が入る。クイズの方はサティが1、2問目「碑文谷」「自由が丘」を連取してトップ抜け。小林が「サレジオ教会」を「雅叙園」と誤答した2問あとに、丸山さんがその「雅叙園」で勝ち抜けて場内大爆笑。
F:戦国時代:参加人数は4人と人数的にはお得だが、マニアック問題で普通のプレイヤーは手が出ない難度。トップは1、2問目「本多忠勝」「大谷良継」を連取した西村。
G:時事B(芸能・スポーツ):時事Aと違って裾野が広いため、解答権を取る人は激しく入れ替わり、13問目にしてようやく曽根さんがトップ抜け。3人目の通過者は決まらずに15問を消化。
H:伝統:使用した14問中5問がスルーと、2○2×にしては高いスルー率となったジャンル。1、2問目「唐招提寺」「泡踊り」を連取した岡村さんがトップ抜け。
I:映画:1、2問目で岩村さん、3、4問目で舛舘さん、5、7問目で中村さんが順に正解して早期決着。
J:マンガ:比較的接戦となったジャンルで、9問目で「はいからさんが通る」を正解して山本さんがトップ抜け。2位には脇屋さん、3位には上田さんと、ベテラン勢が上位を占めた。
K:星座と神話:クイズ的マニアックジャンルの星座で、輪をかけて神話も好きなパンチョさんがトップ抜け。
L:最新イントロ:堀家さんが呼ばれていないというハプニングで、この最後のジャンルに無理矢理組み込まれる。堀家さんは2○2休というルールでチャレンジしてもらったが、その弊害でか15問消化しても勝者は現れずじまい。
| 1抜け | 2抜け | 3抜け | 参加数
|
---|
A | 沼田正樹 | 新井浩 | 下田力 | 6人
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B | 矢野了平 | 志村真幸 | こばきゅう | 5人
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C | 中溝充雄 | 海老原良彦 | 沼屋暁夫 | 10人
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D | 西田司 | 牟禮大造 | 菊地晃史 | 10人
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E | 永井智子 | 丸山淳 | 小林大介 | 3人
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F | 西村友孝 | 駒形哲郎 | 木下良太 | 4人
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G | 曽根喜則 | 田島高広 | −−−− | 10人
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H | 岡村悟史 | 工藤美知雄 | 松石徹 | 4人
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I | 岩村貴成 | 舛舘康隆 | 中村ひさし | 6人
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J | 山本信一 | 脇屋恵子 | 上田洋一 | 10人
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K | 小林道生 | 石川貞雄 | 矢野淳一 | 10人
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L | −−−− | −−−− | −−−− | 11人
|
堀家さんを組み込む事を忘れるという大失敗をやらかし、これはさすがに弁解の余地がないだろう。先に言ってしまえば、この眞露杯は演出など大まかな面は申し分がなかったが、細かい運営面においては穴だらけで、お手伝いをするスタッフとの連携がちゃんと取れていたのか気になった。
おまけに、勝ち抜け者をメモっていなかったようで、2○2×が全部終わってから勝ち抜け者が誰だったかという二度手間を行っており、演出に凝ると共に、こうした細かいところをちゃんとしておいて欲しかった。
2○2×の方は、各ジャンル趣向を凝らした出題で、マニアックなものから一般の人でも取れるものまで揃っていたため、ジャンル選択の時点ですでに勝負は始まっていたようだった。
しばらくして予選ラウンドの得点集計が終了したようで、いよいよ本戦進出者発表の段となった。まず、予選の得点は以下のようであることが発表された。
- ペーパー:(ノーマルコースの得点)×(アブノーマルコースの得点)
- 早押し:1抜けは600点(&本戦進出)、2抜けは400点、3抜けは200点
本戦進出枠は28。早押しでトップになったプレイヤーが11人いるため、残る枠は17。これからペーパートップが呼ばれるので、ペーパーと早押しでの合計得点上位16人がワイルドカードで本戦進出できる仕組みである。
ペーパー第1位となったのはノーマルコース36点、アブノーマルコース34点と両コースで高得点を叩き出し、ペーパー得点1224点を獲得した佐藤泰司さんだった。ペーパー1位のインタビューでは、名曲「ぼくドラえもん」のサビの前に出てくる四字(五字)熟語6つを完答したということも付け加えられ、結構価値のあるペーパートップとなった。
続いて、結果はすでに分かっているが、先程早押しでトップ抜けをした11人が発表される。
そして総合得点上位16名。ワイルドカード1位はペーパー1176点、早押し400点で1576点の丸山淳さん。そして2位は新井浩さんと、KITANクラブのワンツーフィニッシュとなった。
私はさすがに早押し0点では勝ち抜けは無理かと若干諦めていたが、ワイルドカード10位で名前を呼ばれる。イントロで通過者が出なかったことにより、急遽作られた最後の枠となるワイルドカード16位には木下良太が入り命拾いをしていた。
本戦進出者28名
ペーパー | 佐藤泰司
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早押しA | 沼田正樹
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早押しB | 矢野了平
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早押しC | 中溝充雄
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早押しD | 西田司
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早押しE | 永井智子
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早押しF | 西村友孝
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早押しG | 曽根喜則
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早押しH | 岡村悟史
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早押しI | 岩村貴成
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早押しJ | 山本信一
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早押しK | 小林道生
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WC1位 | 丸山淳
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WC2位 | 新井浩
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WC3位 | 中村ひさし
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WC4位 | 新井健一
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WC5位 | 外祥昭
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WC6位 | 下田力
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WC7位 | 木村武司
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WC8位 | 石持義久
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WC9位 | 菊地晃史
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WC10位 | 鈴木舟太
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WC11位 | 矢野淳一
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WC12位 | 大村哲也
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WC13位 | 沼屋暁夫
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WC14位 | 藤井和彦
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WC15位 | 北原理絵子
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WC16位 | 木下良太
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本戦1回戦[A]:神経衰弱クイズS
- 早押しクイズを出題し、正解+1、誤答2回休み
- 正解すると32個の項目のうち2個を選ぶことができ、セットになっている2項目を当てれば+2ポイントで、さらにもう一度2つを選ぶことができる
- 10ポイント勝ち抜け
- 早押しは40問限定
挑戦者
菊地晃史
矢野淳一
沼屋暁夫
永井智子
北原理絵子
木下良太
岡村悟史
神経衰弱クイズが始まる前に、次のボード&早押しボードサバイバル挑戦者には50問ボードをこのクイズ中に行うように指示された。というわけでそのコースを選択した私はボードクイズをすることになったのだが、50問の問題が書かれた紙を渡され、これを解いてくれと言う。神野ぉ〜、これはボードクイズじゃなくてペーパークイズと言うんだよ。おまけにアンケートの問いにはボードクイズは間延びしやすくて見ていてつまらないみたいな記述があり、神野がこんなにボードクイズについて無理解だとは知らなかった。
さて神経衰弱の方へ。この神経衰弱は「私がママよクイズ」が台頭する以前のウルトラクイズで頻出した形式で、ウルトラでは双子や三つ子を用意して行われていた。実際に企画をする場合、双子や三つ子を用意するわけはないので、項目に苦労をしなければならない。それでどんな項目を用意したか見たかったのだが、私は廊下という別室でクイズを解いていたため、以降このラウンドは録音していたテープから再現する。
1問目「JINRO」を菊地さんが先取。神経衰弱は最初のうちは様子見になるはずだが、16分の1の確率にもかかわらず16番と24番でいきなり的中。ちなみに、神経衰弱の項目は見るものではなく聞くもので、全て音。菊地さんが当てた音は、カエルが鳴いているような音だった。タイトルにあったSとは、「SOUND」のSだったのであった。
1回目でいきなりペアが揃ったとはいえ、まだあと15ペア残っていた。そんなわけで序盤は項目開示に終始。8問目「エアロビクス」を正解した沼屋が、20番でようやく前に出たものと同じ音を引き出してチャンスを得るが、正確に覚えていなかったようで違う番号を指定してせっかくの高得点チャンスを逃す。その一方で、観客の方でもあの音は「7番だ」「2番だ」「31番だ」と自分の記憶力の正しさを主張し始めるのであった。
続いてサティが正解をするがなぜか全然別の項目を選択して項目開示に終始。11問目「はれときどきぶた」を正解した北原さんがちゃんと2番と20番のペア「幹てつやのテーマ」を組み合わせて一気に+3とする。さらに開いた14番が以前に開いたものと同じ音で、これもしっかり的中させて+5として単独トップに躍り出た。
残るペアは13組で、中盤戦に入る。この辺りは正解が続くが、神経衰弱の方は混乱状態。もうすでに開示したはずの項目を真っ先に指名し、五里霧中の状態で適当に指名するという状況が続く。こうなってくると、クイズの正解やペアを作ることよりも、項目をしっかり記憶していることに正否がありそうな気がしてきた。
18問目「陸奥宗光」を、岡村さんが初正解。そして実はすでに両方とも開示されていた31番と6番のペアをしっかり揃え、+3点で先頭集団に食い込む。
半分の20問目を終了した時点で、トップは北原さんの+6、それに菊地さんが+5で続き、以下沼屋と岡村さんが+3、木下とサティが+2、矢野2号が+1。記憶力さえあれば一発逆転が可能なルールだけに、誰が勝つかはまだ判断しづらいところである。
21問目は菊地さんが誤答。22問目「和泉雅子」を岡村さんが正解し、18番を開けると以前に出た「サザエさんの予告」で、記憶通り8番を開いてペアを揃え、さらにすでに開いていた5番と19番も的中させて一気に+8。もう一回ペアを揃えれば勝ち抜けで、開いたものは以前に聞いた「ミッションインポッシブル」だったが、これは開示が序盤だったためか番号を覚えておらず失敗。それでもあとは早押し正解だけでも十分勝ち抜けられる圏内に入り、23問目も正解して+9としてリーチをかける。
26問目「日本経済新聞」を正解した沼屋が今度は大ブレイク。それまで他のプレイヤーが苦戦した組み合わせを記憶しており、見事2組のペアを完成。これで+8として岡村さんに続く2位に浮上。この時点で残るペアは7組。そしてここで得点経過となったのだが、なぜか沼屋が+7、岡村さんが+8で1点ずつ低い。ルールが変わっていたのか、主催側か私のミスか分からないが、それでも沼屋、岡村さんの有利は変わらないが。
続く27問目も沼屋が連取、さらにペアを完成させ、+10に到達。しかし進行はそれに気付かず沼屋にもう一回選ぶよう指示し続け、観客に言われてやっと気付いて沼屋の勝ち抜けを宣した。さらに28問目は岡村さんが正解し+9とし、神経衰弱では初めて聞く音楽を開示してしまうが、逆に未開の番号を指定し、何とそのペアを揃えて+10に到達し勝ち抜け。前半の接戦が嘘のように、勝ち抜けが決まるときは雪崩式に決まっていった神経衰弱クイズSだった。
名前 | 正誤 | ペア
|
---|
沼屋暁夫 | 5○1× | 3組
|
岡村悟史 | 4○1× | 4組
|
北原理絵子 | 2○ | 2組
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菊地晃史 | 3○1× | 1組
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矢野淳一 | 2○ | 1組
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木下良太 | 3○1×
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永井智子 | 2○1×
|
ペーパー50問を解き終わって会場に戻ると、何だか変な音楽が流れて観客の「オォ〜!!」という歓声と共に岡村さんが勝ち抜けていた。あ〜あ、終わっちゃったよ。コース別での悩みの種の一つに、こうして別のコース1つを丸々見られないということがままあるので、どうにかならんかなぁ。
本戦1回戦[B]:ボード&早押しボードサバイバル
- 最初に1問1点のボードクイズを50問行い、「25+(最下位との点差)」を素点とする
- 次に早押しボードを出題し、
- 解答権を得た人が正解:早押し正解者は現状維持、ボード正解者は−1、誤答者は「不正解者数+1」点だけ得点が減る
- 解答権を得た人が誤答:早押し誤答者は−3、ボード正解者は+1、誤答者は現状維持
- 得点が0点になったプレイヤーは失格
- 早押しボードは15問限定で、終了時に得点の高い者を優先
挑戦者
沼田正樹
丸山淳
新井浩
藤井和彦
岩村貴成
鈴木舟太
西田司
神経衰弱クイズがどんな風に行われているのか分からないまま、“別室”という名前の廊下で、50問の“ボードクイズ”という名前のペーパークイズを行っていた。筆記用具は各自が用意というのはともかく、ペーパークイズを解く部屋ぐらい用意しておいて欲しかったッス。
さて個人的私怨はこれくらいにして、このペーパークイズがとんでもなく難しく、まったくもって分からない問題ばかり。企画書例では「トップ30点」とあったので、結構点が取れる問題ではと踏んでいたのだがさっぱり。制限時間の12分(これが設定されている時点ですでにボードという名前は形骸化している)が終了し、○付けも終わったので、会場に戻ると神経衰弱が終わっていた。それはさておき、このペーパークイズの解答をあとでコピーして挑戦者7人に渡すということを言われていたのだが、今もってこの解答を受け取っていない。アフターケアをおろそかにしないように。
ペーパークイズの結果、最下位となったのは岩村さんで1点。てっきり3点の自分が最下位だと思っていたのでホッとしたが、この辺はどんぐりの背比べである。トップは12点の西田。この難問ペーパーで2桁得点を取るとは、何だかそれだけで戦意喪失しそうであった。以下、丸山さん10点、沼田9点、新井さんと藤井さんが7点で続く。というわけでスタート時の得点は、
西田36、丸山34、沼田33、新井31、藤井31、舟太27、岩村25
となった。
いよいよ早押しボード開始という段になったが、ボードは置いてあるのにペンが無い。始めのうちは「気で答えるのか」「ぷしゅう〜」と笑いを取るが、いつまで経ってもペンが届かない。せっかく演出に凝っても、こういう細かいところで足止めを食っては場が白けるというもの。
1問目「1977年に開かれた第1回は岡良樹さんが82m44で優勝した/」
解答権を取ったのは藤井さん。さっぱり分からないのでテキトーな答えを書く。ボードが並ぶと、自信ありげな人は「鳥人間コンテスト」で揃っており、何で知っているんだぁ〜と感心するしかなかった。これは藤井さんはもちろん、沼田、丸山さんの3人が正解で、いきなり−5。
2問目の「別所毅彦」は「解説者」まで読まれたのでかろうじて正解するが、ボード正解しても得点は減る。解答権が取りたいという状況で3問目、「一筆啓上」が聞こえたので解答権を取りに行き、「本多作左衛門」を早押し正解するが、相手の−1点は何だか小さなダメージに感じるという、マイナス思考に陥っていた。
4問目「橋田壽賀子」、5問目「あたらしい憲法のはなし」を新井さんが連続で早押し正解。しかも「あたらしい憲法のはなし」は見事な単独正解で他の6人に−7の大打撃を与え、一気に単独トップに浮上。一方で岩村さんがあと6点として失格の危機が訪れる。
6問目、「日本有数のラブホテル街」というキーワードに丸山さんが反応。シンキングタイム中ずーっと場内から笑いが漏れ、正解の「丸山町」という本人と同じ名前のラブホテル街での正解に場内爆笑の渦となる。丸山さんは笑いを取れた上に新井さんを再逆転してトップに立つ。また、この問題で私と岩村さんが5点となって、共に失格目前となった。
7問目「東大の経済学部では政治家・亀井静香/と同」
解答権を取ったのは新井さん。多分亀井静香と同期の人を答えさせるのだろうが、知っていなければ答えようがなくお手上げ。結局他の人も同じようなもので、問題文の続きが読まれて「マッハの恐怖」「ガン回廊の朝」といった代表作が出て「柳田邦男」がやっと分かっても後の祭り。新井さんの二度目の単独正解で岩村さんと私は失格。
残る解答者は5人となって、単独正解でも最大ダメージは−5にまで減ったため、得点上位者がより有利となる。トップは新井さんで20点、2位は丸山さんで16点、以下藤井さん10点、沼田8点、西田4点。新井さんは3位の藤井さんと10点差を離しているため、よっぽどのことがない限り追いつかれることはないので、もう勝ち抜けを確定させたと言えた。
8問目、沼田が初めて解答権を取り「井深大」を正解。他に正解したのは丸山さんだけであったため、不正解者は−4のダメージを受け、ピッタリ0になった西田が失格。ペーパートップを取りながらも、この早押しボードではまったくいいところ無しで終わってしまった。
残る解答者は4人で、最大ダメージがさらに−4に減る。新井さん16点、丸山さん15点でKITANクラブコンビが沼田8点、藤井さん6点を大きく離しており、逆転は難しい。さらに9問目は新井さんが早押し正解し、丸山さんのみがボード正解してダメ押し。ほぼ両者の勝利は決まったかに見えた。
10問目は沼田が自滅し、11問目は藤井さんが単独正解したことで沼田が失格。これで新井さん12点、丸山さん10点、藤井さん3点で、おまけに最大ダメージは−3なので、誰の目から見ても藤井さんの敗色濃厚。だがここで12、13問目も藤井さんが神懸かり的な単独正解を連発。14問目はスルーとなって得点変動無し。
新井さん6点、丸山さん4点、藤井さん3点と、最後まで分からない状況にまで藤井さんが持ち込んだ。いよいよ最後の15問目が読まれ「アイゼンハワー政権の国務長官」というキーワードで解答権を得たのは丸山さん。誤答をすれば自滅だが、ボードにペンを走らせる姿は自信に満ちていた。結果、3人の解答は共に「ダレス」。追いすがる藤井さんを丸山さんが振りきった早押しボードであった。
問題数&解答 | 沼田 | 丸山 | 新井 | 藤井 | 岩村 | 舟太 | 西田
|
---|
スタート時 | 33 | 34 | 31 | 31 | 25 | 27 | 36
|
1鳥人間コンテスト | ○32 | ○33 | 26 | ☆31 | 20 | 22 | 31
|
2別所毅彦 | 29 | ○32 | ☆26 | ○30 | 17 | ○21 | ○30
|
3本多作左衛門 | ○28 | ○31 | ○25 | ○29 | 14 | ☆21 | 27
|
4橋田壽賀子 | ○27 | ○30 | ☆25 | 25 | ○13 | 17 | 23
|
5あたらしい憲法のはなし | 20 | 23 | ☆25 | 18 | 6 | 10 | 16
|
6丸山町 | 15 | ☆23 | 20 | ○17 | ○ 5 | 5 | 11
|
7柳田邦男 | 8 | 16 | ☆20 | 10 | 失 格 | 失 格 | 4
|
8井深大 | ☆ 8 | ○15 | 16 | 6 | | | 失 格
|
9すぎやまこういち | 5 | ○14 | ☆16 | 3 | | |
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10むっつり右門 | × 2 | 14 | 16 | 3 | | |
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11パノラマ | 失 格 | 10 | 12 | ☆ 3 | | |
|
12デュミロ | | 7 | 9 | ☆ 3 | | |
|
13木原均 | | 4 | 6 | ☆ 3 | | |
|
14ドワネル | | 4 | 6 | 3 | | |
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15ダレス | | ☆ 4 | ○ 5 | ○ 2 | | |
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本戦1回戦[C]:VLジャンル制覇クイズ
- 「ヴィジュアル(V)」「リスニング(L)」「デジタモドン(D)」「テレビイントロ(T)」の4ジャンルをこの順番に出題
- 誤答は2問休み
- 4ジャンル全てで正解すれば勝ち抜け
- 40問限定(各ジャンル10問ずつ)で、決着しなかった場合は1.制覇ジャンル数、2.総正解数が多い者を優先
挑戦者
中溝充雄
矢野了平
山本信一
新井健一
外祥昭
下田力
木村武司
恐らく眞露杯最大の目玉企画と言えるこのVLジャンル制覇クイズ。普通の大会ではイロモノ視される問題のみが出題されるという珍しさもあってか、本戦進出者の多くはこのコースを選んでいたそうである。ちなみに、インターネットならばVL問題の再現は可能なのだが、さすがにそこまで再現する気にもならないので、文字だけで我慢を。
まず1巡目。1問目のV問題は勝手が分からなかったか、木村さんが誤答。てっきりビジュアルは一つだと思いこんでいたことによるものであろう。L問題も矢野が誤答で、D問題は「MajiでKoiする5秒前」だったが、会場内でもピンと来る人は数名程度であるほど難しく、誰も反応できずにスルー。まともに正解できる人がいるのか不安な出だし。T問題で下田さんが「世界ふしぎ発見」でこのラウンド最初の正解。
2巡目に入ってからは問題の意図を飲み込んだのか、各プレイヤーがジャンルを少しずつ制覇し始める。3巡目のD問題で「情熱」を正解した外さんが、DTで複数ジャンルを初めて制覇。それに続いて中溝さんが4巡目にVDを制覇して続く。ちなみに4巡目のL問題はフランス六人組の紅一点であるジェルメーヌ・タイユフェールを答えさせる問題で、彼女が作曲した「鳥商人」を聞くことができ、クイズ屋は大喜び。会場から「もう一度聞きたい」というリクエストも出たほどであった。それにしても、この曲をどうやって手に入れたのだろうか。
4巡目終了時
中溝充雄 V D
外祥昭 DT
木村武司 V
新井健一 L
矢野了平 L
下田力 T
山本信一
5巡目は新井さんがブレイク。V問題で「棟方志功」、D問題でマイラバの「ハローアゲイン」を正解。これでVLDと3ジャンルを制覇しリーチをかけ、残すはT問題のみ。ちょうど次に来たT問題で勝ち抜けられるか注目が集まったが、これはスルーになるかというところで解答権を取りに行った中溝さんが誤答でおあずけとなる。
6巡目、V問題は矢野が正解して2ジャンルを制覇。L問題はある鳥の鳴き声だったが、「大阪府の....」と問題文が読まれた直後に木村さんが反応して「モズ」を正解。さらに続くD問題「(モーツァルト作曲の)トルコ行進曲」も正解し、新井さんとまったく同じVLDの3ジャンルを制覇してリーチ。両者が次のT問題にチャンスをかける状態で、イントロが流れた直後を、狙っていたかのように木村さんが解答権を取り、「SMAP×SMAP」を正解して4ジャンルを制覇してトップ抜け。5巡目まではV問題で1問正解したのみだったというのに、この3連取は目を見張るものがあった。
残る席はあと一つとなった7巡目、V問題で「アイヌ語で「小さな木の子供」」という問読みだけで中溝さんが「ニポポ」を正解し、ビジュアルが出る前に問題が終わってしまう企画泣かせなことが起こって場内に笑いが漏れる。それに気をよくしたか分からないが、中溝さんは続くL問題も音楽が流れる前に正解して、今度はさすがに場内から(主催に対して)辛辣なヤジが飛ぶ。まぁ、こういう出題ではV・L問題の意味が無いからしょうがないだろう。さて、これで中溝さんもVLDと新井さんと同じパターンでリーチをかける。両者が狙うT問題は矢野の誤答で、新井さんはまたもおあずけを食らう形に。
勝負もそろそろ終盤の8巡目。V問題は外さんが正解し、こちらはVDTというパターンでリーチをかける。ちょうど次にL問題が来て、外さんに初めての勝ち抜けチャンスが訪れるが、そうはさせじと新井さんが正解して阻止。しかし新井さんと中溝さんにとっての勝ち抜けチャンス問題であるT問題は矢野に解答権を取られ、おまけに今度は正解で矢野もVLTというパターンでリーチ。これで実に4人がリーチをかける大混戦となり、残り2巡とは言ってもジャンル制覇者がもう一人出てきそうな雰囲気になってきた。
8巡目終了時
中溝充雄 VLD
新井健一 VLD
矢野了平 VL T
外祥昭 V DT
下田力 L T
山本信一
9巡目はリーチをかけている新井さんと矢野がリーチジャンルを正解して阻止する好勝負を展開。勝負は最後の10巡目に持ち込まれた。V問題は山本さんが一矢報いて初正解。外さんのリーチジャンルであったL問題は矢野が正解して阻止。そして今度は自分のリーチジャンルであるD問題で、最後の最後でこのジャンルで初めて解答権を取ることができ、川本真琴の「1/2」を正解し、2つ目の席を見事自分のものとした。
木村武司 VLDT 4○1×:24問目勝ち抜け
矢野了平 VLDT 7○3×:39問目勝ち抜け
新井健一 VLD 5○
中溝充雄 VLD 4○1×
外祥昭 V DT 4○1×
下田力 L T 2○2×
山本信一 V 1○
本戦1回戦[D]:ジャメ・ビュクイズ&デジャ・ビュクイズ
<ジャメ・ビュクイズ>
<デジャ・ビュクイズ>
挑戦者
佐藤泰司
小林道生
曽根喜則
大村哲也
石持義久
中村ひさし
西村友孝
このラウンドは、ルールはあらかじめ公開されていたが、ルール名は明かされていなかった。クイズが始まる前にもルール名は明かされないまま、前半のクイズはスタートした。
1問目の「マンダリン」は大村さんが不正解。問題全文が読まれた時、会場から「あ、そうか」という声が。一体何が「あ、そうか」なのかよくわからなかったが、2問目の「原由子」を答えさせる問題でようやく気が付いた。「バック・トゥ・ザ・フューチャーだ」という堀家さんの声と同時に、予選早押しの2○2×で同じ問題が出題されていたことを思い出した。
序盤、それを最初から知っていたような石持さんとパンチョさんが、普通の大会ではまず見られないとんでもない押しで荒稼ぎ。司会の日高が「みなさん、突然クイズが強くなりましたねぇ〜」というセリフに拍手喝采。
日高はその後も「分かんないときはセントルイス」というウルトラクイズネタを披露する舌好調ぶりを発揮。8問目、ジャンル・目黒で出題された「サレジオ教会」を中村さんが正解する隣で、佐藤泰司さんが「やべ〜、目黒雅叙園が浮かんでしまった〜」というボケで、笑いが先行する中でクイズは続く。
中盤戦に入ってからは勝手が分かったようで、序盤戦に輪をかけて速攻の押しが続き、沼田が「Ryu杯以上だ!!」とこの速攻展開を形容していた。
2○2×をちゃんと見ていたのか、パンチョさんが序盤の勢いを持続して11点で前半トップ。石持さんは中盤で正解は出せなかったものの終盤戦で正解を重ねて8点で2位に付ける。
ジャメ・ビュクイズ得点
小林道生 6○1× 11点
石持義久 4○0× 8点
西村友孝 3○1× 5点
中村ひさし 2○1× 3点
大村哲也 1○1× 1点
佐藤泰司
曽根喜則
前半20問が終了してようやく企画名「ジャメ・ビュクイズ」が明かされる。もっとも、今更明かされてもなぁ〜という状況なのだが。続いて後半20問の企画名は、企画を行う前に「デジャ・ビュクイズ」と明かされた。つまり、以降の20問は、聞いたような気がするが違うものであるというクイズだけに、知識量は当然として引っかからないようにすることも大事である。
1問目、先程までの勢いが嘘のようにいきなりスルーで場内爆笑。だが2問目は前半と遜色無い速攻で石持さんが正解し、パンチョさんに11点で並ぶ。
中盤、前半戦は不調だった大村さんが突如としてヒートアップ。26問目に「サンノゼ」を正解し、28、29問目を連取、さらに一問おいて31問目の「オードリー・ヘプバーン」も正解して、6問中4問正解で一気に12点を獲得。またその間に石持さんも1○しており、この時点で石持さん14点、大村さん13点、パンチョさん11点で、大村さんが2位に浮上。一方で前半圧倒的なリードを誇ったパンチョさんが後半戦はまったく解答権を取れないまま3位に転落。
逆転直後の32問目、パンチョさんが自信満々に「武論尊」を正解して再逆転。さらに36問目、大村さんが解答権を取り再々逆転かと思わせたがこれは誤答で一歩後退。38問目に石持さんがさらにリードを広げ、パンチョさんと大村さんの2位争いが注目どころとなってきた。39問目は佐藤さんが誤答。40問目、大村さんにとって最後のチャンスとなったが「本多作左衛門」を正解したのは西村。西村に助けられる形でパンチョさんが2位に滑り込んだ。
デジャ・ビュクイズ得点
大村哲也 4○1× 10点
石持義久 3○ 9点
小林道生 1○ 3点
中村ひさし 1○ 3点
佐藤泰司 1○1× 1点
曽根喜則 1○1× 1点
西村友孝 1○2× −1点
合計
石持義久 7○ 17点
小林道生 7○1× 14点
大村哲也 5○2× 11点
中村ひさし 3○1× 6点
西村友孝 4○3× 4点
佐藤泰司 1○1× 1点
曽根喜則 1○1× 1点
準決勝PART1:対決クイズ
- 最初に予選成績上位順からパートナーを指名
- 4組決まったところで抽選を行い、2つの組み合わせを決める
- 各組12ポイントからスタート
- 正解すると相手の得点を1点減らせ、さらにパートナーが交互に連取をした場合は相手の得点を2点減らせる
- 誤答は問題文を読み切って相手チームに解答権が移り、相手チームはどちらが解答してもよい
- 相手チームを0ポイントにしたチームがPART2へ進出
挑戦者
沼屋暁夫
新井浩
木村武司
石持義久
岡村悟史
丸山淳
矢野了平
小林道生
この対決クイズ、事前のルールでは「ペアを組む」という点に関係してくる部分は一切伏せられていたものの、12ポイント持ちからで4組のサバイバルを裁けるなんて不自然なことはバレバレなので、先程のジャメ・ビュクイズ同様、ごく数名にネタバレしていた。
まず最初に指名権を与えられたのは丸山さん。第3回K−1グランプリ第3Rで敗れた雪辱として石持さんを指名。どうやら丸山さんは気付いていなかったらしい。
次に指名権を与えられたのは木村さん。同じ公務員という理由で新井さんを指名。実は、木村さんは指名するのは対戦相手ではなくパートナーということに気付いていた。
次の指名権は矢野。得意ジャンル傾向が似ており、「懐メロ王はオレだ!」ということを決めたいという理由で岡村さんを指名。得意ジャンルが同じペア....あ〜あ。
その結果、指名されなかった沼屋とパンチョさんが自動的に4組目となった。
4つのペアが決まって、ここでようやく指名した人は対戦相手ではなく自分のパートナーであることが明かされ、壇上は混乱。思惑通りいった人あり、凄く気まずいことになった人ありと様々な人間模様が交錯した。
<第一試合>
矢野了平&岡村悟史
VS
沼屋暁夫&小林道生
懐メロチーム対エスニックチームの対決。得意ジャンルが似ているペアだが、まぁここまで残ったプレイヤーなのだからそれはさして問題にはならないだろう。
1問目「ギリシャ語で「1」という意味の言葉と/」
沼屋「イーナカード」
先制したのは沼屋。その後2、3問目も沼屋が正解して3連取。ここらでパンチョさんの正解が欲しいという状況で、その期待に応えて4問目「帝国歌劇団」をパンチョさんが正解。この時点で7対12とエスニックチームのワンサイドゲーム。
5問目、岡村さんが正解してとりあえず勢いを止め、スルーを一問挟んで矢野が正解し、懐メロチームもチームワークの良さを見せて7対9とする。さらに8問目「Every Little Thingのボーカル」という一見連答チャンスの問題だったが、やはり懐メロチームに最近の音楽は分からなかったか、沼屋に易々「持田香織」を取られる。続く9問目はパンチョさんが誤答で懐メロチーム(矢野)が正解して1点返す。
10問目にパンチョさん、11問目に沼屋とエスニックチームが2度目のチーム連答を決めて再び3対8の5点差に。これで勝負は決まったかに見えたが、懐メロチームも矢野→岡村のチーム連答を決めてまたも3対5で2点差に詰めるシーソーゲーム。
終盤、両チームとも1点ずつ減らして2対4となったところで沼屋が「両刀使い」「ハーレクイーン」を2連取して懐メロチームに引導を渡した。
沼屋 8○
矢野 3○
岡村 3○
小林 2○
●矢野了平&岡村悟史 0−4 沼屋暁夫&小林道生◎
<第二試合>
丸山淳&石持義久
VS
木村武司&新井浩
K−1ライバルチーム対公務員チームの対決。こちらは互いに守備範囲が広そうなチームなだけに、チームワークが重要そうであった。
まず互いに敵同士となったKITANコンビの丸山さん、新井さんが順に正解。続く3問目に木村さんが正解して公務員チームが早くもチーム連答を決める。さらに続く4問目は新井さん、5問目は木村さんと、チーム連答を3連続で決める抜群のチームワークを見せ、早くも5対11として公務員チームが6点差を付けるワンサイドゲーム。
こりゃもう勝負は決まったのではと思いきや、ライバルチームも丸山→石持でチーム連答を決めて反撃。直後は互いに1点ずつ減らし、スコアは3対7で4点差。
11問目「小松左京」を丸山さん、12問目「長岡半太郎」を石持さんと、再びチーム連答を決めて1点差に詰め寄り、さらに13問目「江副浩正」を丸山さんが再連答して遂に6点差をひっくり返す大逆転。スコアは3対2であったが勢いはもうライバルチームのもの。14、15問目「武田イク」「月島」は丸山さんが力で押し切り一気に勝負を決めた。
丸山 6○
石持 3○
木村 3○
新井 3○
◎丸山淳&石持義久 3−0 木村武司&新井浩●
準決勝PART1が終了して、PART2に移る際、ここの通過枠が5人で、敗退した4人の中で最も正解数の多いプレイヤーが復活するということが告げられた。が、全員が3○で並んでいた。というわけで敗者4人で2○2×を行い、1人だけがPART2へ進めることに。
敗者復活:2○2×
敗者
矢野了平
岡村悟史
木村武司
新井浩
1問目「C−C−B」という懐メロ問題を制したのは岡村さん。代理懐メロ王決定戦は岡村さんに軍配が上がったようだった。
2問目木村さん正解、3問目スルー、4問目は新井さん誤答、5問目スルー、6問目矢野誤答。中盤はいまいち進展無し。
7問目「チャコール」を新井さんが正解してダブルリーチ。8問目、長い前フリののち「ライ麦畑....」と聞こえた瞬間一斉に手が動くが、解答権を得たのは新井さん。「サリンジャー!!」という正解で2○として敗者復活し、PART2進出を決めた。
準決勝PART2:デッドヒートクイズ
- 各自9ポイント(敗者復活者のみ5ポイント)を持ってスタート
- 正解すると+1と、自分以外の全員が−1
- 誤答すると−1
- 10ポイントで勝ち抜け
- 0ポイントになると失格
挑戦者
沼屋暁夫
小林道生
丸山淳
石持義久
新井浩
「デッドヒートクイズ」。私は2年半前にもらった問題集の中にあった、慶応大学内企画の「第18回アメリカ横断ウルトラクイズ」準々決勝・リバーリオグランテにおいて行われた形式であることを覚えていた。この形式を見たとき、私も一度やってみたい&挑戦してみたいという念に駆られたが、普通の例会では当然、徹クイでも適さない形式だけに、この問題集の中で一度だけしか見ていない形式であった。それでもインパクトの強さから忘れることはない形式だったので、今回の眞露杯でこの形式が採用されたのは、神野も同じことを考えていたからでは無かろうか。
この形式は当然のことながら、1問目を正解すれば即座に勝ち抜けとなる。(ただ、今回は新井さんの存在があるために必ずしもそうはならないのだが)それ以降は接戦となり、滅多なことでは勝ち抜けることはできず、自分のポイントを減らさないうちに他人を蹴落とす展開になる。
皆が集中する第1問目。
1問目「京都の下鴨神社で売られていたことから/」
沼屋「みたらし団子」
出会い頭の速攻で沼屋が正解。司会の日高が興奮気味に「勝ち抜け!!」とコールして準決勝PART2開始わずか3秒で1人目の決勝進出者が決まった。
2問目は新井さんが正解。5ポイントスタートというとイメージ的にきつそうだが、実際のところ2○で9ポイントスタートのプレイヤーに追いつけるので、途中勝ち抜けは厳しいが十分逆転できる差なのである。
3問目はパンチョさんが誤答。4問目は丸山さんが正解して8点に戻し、新井さんの誤答を挟んで6問目も丸山さんが正解して二連答とし、これで9点に再び戻してリーチをかける。
7問目はスルーとなって8問目、嵯峨天皇とか出てきて古式ゆかしそうな問題を連想させたが、「温めた日本酒のこと/」という絶好のポイントで丸山さんが解答権を取り、「燗(かん)!!」と一声叫んで2人目の決勝進出者となった。
この時点で決勝の枠はあと1つ。3人の得点は石持さん4点、パンチョさん3点、新井さん1点で、得点上10点勝ち抜けはあり得なくなり、相手2人を失格にしなければならない。
9問目は新井さんが正解して一度は失格をしのいだが、10問目は石持さんに正解されて再び1点に。おまけに正解の無かったパンチョさんもまた1点にまで減っており、次の問題を石持さんが正解すれば一気に両者を蹴落として決勝進出できる状態に。
11問目、再度の危機回避を図ろうとした新井さんが解答権を取るが考え込み始める。ここで新井さんに正解されては自分が失格になるパンチョさんが親指を真下に向けて「Go to hell」なジェスチャーをして笑いを取り、その呪い(?)が通じたか新井さんは答えを思い出せないまま誤答となって失格していった。
これで石持さんとパンチョさんの一騎打ちとなったが、得点は石持さん4点、パンチョさん1点と、石持さん優位は変わらず。12問目の「サトウサンペイ」はパンチョさんが正解して1点差に戻すが、13問目の「魔女の宅急便」で石持さんが即座に返して点差は元通り。14問目はスルーで15問目、先程の新井さん同様にパンチョさんが再度の危機回避を図ろうとしたが、同様のパターンで誤答してしまい自滅。これによって自動的に石持さんが3人目の決勝進出者となった。
沼屋暁夫 1○ : 1問目勝ち抜け
丸山淳 3○ : 8問目勝ち抜け
石持義久 2○ :15問目勝ち抜け
小林道生 1○2×:15問目失格
新井浩 2○2×:11問目失格
決勝:レシーブ25
- 基本ルールはアタック25と同じ
- 違う点は、
- 正解したら自分以外の人の色を指定する
- 終了時にパネル枚数の最も少ないプレイヤーが優勝
どこからともなく「アタック25」の音楽が流れてきて、決勝進出者の紹介を始める。
挑戦者
- 赤:丸山淳
- 予選ワイルドカード 1位、早押ボード2位、&石持VS木村・新井、準決勝2位
- 共産党から無用の長物と言われている防衛庁で火薬を研究している丸山さん。趣味で宇能鴻一郎を目標に官能小説を書いています。
- 緑:石持義久
- 予選ワイルドカード 8位、デジャビュ1位、&丸山VS木村・新井、準決勝3位
- おととい北海道から出てきた田舎者です。夏休みはずっとバイトしてて、唯一遊びに来たと言えるのがここという寂しい男です。
- 青:沼屋暁夫
- 予選ワイルドカード13位、神経衰弱S1位、&小林VS矢野・岡村、準決勝1位
- 「ヌー」という東アフリカ・サバンナ探検クラブに所属しています。大学に7年も通っているとさすがに飽きてきたので今年こそは卒業したいです。
何だかクイズプレイヤーの哀愁漂う紹介で、クイズやっている人がダメ人間に見えてきた。
3人のうち2人が「アタック25」の本戦に出場しているが、ウェストミンスターの鐘を鳴らした人と、片手で数えられるパネル枚数で敗退した人と、共にあまり良い思い出は持っていなかった。この「レシーブ25」は次の会の佐藤泰司さんが開発した形式と思われていたが、のちに挑戦者の石持さんが考案した形式ということが判明。この形式は、正解しなきゃ勝てないが、正解ばかりしていると他の人が正解したときに角に入れられてしまうというジレンマが生じ、微妙な駆け引きが必要となってくる。3人とも次の会には参加していないし、考案者本人は戦えるはずもないので、この形式で戦うのは皆初めて。準決勝の勢いからすれば沼屋優勢と取れるが、正解数が多ければ勝てるとは限らない企画だけに、誰が有利とか不利とかいうのは無い、横一線の戦いとなりそうであった。
1問目「ウィッテ」を沼屋が正解。レシーブ25は赤の丸山さんのパネルが中央に入ってスタートした。2問目は沼屋が連取したものの、3、4問目で丸山さんが連取し、3−8−13−18の縦ラインに沼屋の青を埋め込む。
この形式はどうも「出る杭は打たれる」らしく、今度は沼屋と石持さんの2人によって丸山さんの赤が増え始め、2−3−4ラインが赤くなる。沼屋・石持連合があと2連取すれば丸山さんは角に入ってしまったが、10問目「HIS」を丸山さんが正解して反撃。本来ならば正解数が多い沼屋を角に入れたいところだったが、パネルの巡り合わせで沼屋を角に入れることはできないので、石持さんが1番に入れられて犠牲となる。さらに11問目「キシリトール」を正解した沼屋は当然のごとく5番の角に石持さんを入れて、当面の危機を回避。これで1−2−3−4−5と強烈なラインを作ってしまった石持さんは、序盤から大ピンチとなった。
<11問目終了時のパネル>
石石石石石
丸
丸沼
沼
12問目は丸山さんが誤答。13問目「少林寺」を石持さんが正解して、23番に丸山さんを入れて、自分のパネルが縦に伸びることは防ぐ。しかしこれによって沼屋のパネルは0となり、これをうまく利用すれば沼屋はかなり有利に事を運べるが、逆に丸山・石持連合に叩かれやすくもなる諸刃の剣状態。
その諸刃の剣は沼屋が見事に使いこなし、16〜19問目まで、丸山さんの誤答を1問挟んで3連取し、石持さんのパネルを上手く使って丸山さんを21番の角へ埋め込む。さらに勢いに乗って、スプリットを埋めるなどの手続きを飛ばしてもう一つの角にも丸山さんを入れようと攻めに出たが、逆に丸山さんに利用されて25番の角は沼屋自身が入ってしまった。ここで沼屋が横のラインを作るか作らないかで展開は大きく変わるが、21問目は沼屋が取り、ピンチを回避すると同時に、石持さんはまた丸山さんと沼屋の争いのとばっちりを食うことになった。
<21問目終了時のパネル>
石石石石石
石
丸丸丸
丸 丸
丸石石石沼
この時点で空きパネル9枚、石持さん9枚、丸山さん6枚、沼屋1枚。ここまで沼屋が若干優勢に進め、丸山さんはその沼屋をどうにか追い落とそうとしているが、結果的に石持さんにその矛先が向いてしまってうまく行かない。石持さんはえらい迷惑であるが、やっぱり正解しなければ相手の踏み台になるばかりである。
レシーブチャンス前の土台作りは、やはり沼屋が標的となる。24問目に「チルデン」、25問目に「バラバ」を丸山さんが連取して、中央部は沼屋のパネルで埋まる。丸山さんもようやく反撃ができ、逆転のチャンスが訪れた。だが26問目に丸山さんが痛い誤答。さらに27問目「トルーマン・カポーティ」で正解した沼屋は20番に丸山さんのパネルを入れ、丸山さんは逆転のチャンスを生かせず、逆に横のラインを作ってしまうことに。そしてこれによって20枚のパネルが埋まったため、次の問題はレシーブチャンスとなった。
<レシーブチャンス前のパネル>
石石石石石
沼石
丸沼沼
丸丸丸丸丸
丸石石石沼
この時点で石持さん9枚、丸山さん7枚、沼屋4枚。このレシーブチャンスによっては石持さん、丸山さんに沼屋を逆転するチャンスはある。
28問目のレシーブチャンス。26問目の誤答で丸山さんは解答権が無く、沼屋と石持さんの一騎打ち。「プレイステーションのゲーム」「三島由紀夫の著書」「人間の深層」といったキーワードから「ペルソナ」を沼屋が正解。まずは14番に丸山さんを入れ、レシーブチャンスは25番を指定。これで沼屋のパネルは1枚にまで減り、次のレシーブチャンス後のフォローをうまくすれば沼屋は勝ちを確定できる。逆に言えば、石持さん、丸山さんにとっては崖っぷちに立たされたことになった。
時としてレシーブチャンスよりも重要となるレシーブチャンス後の問題。この「ジッポ」を正解したのは石持さん。自分のパネルを減らすことを考えれば25番に丸山さんを入れるべきだが、それは2位狙いの戦法となるため、あくまで優勝を狙ったか25番に沼屋のパネルを入れ直す。(でも実は丸山さんのパネルを入れても逆転優勝できたのだが。)
<29問目終了時のパネル>
石石石石石
沼石
丸丸沼丸
丸丸丸沼丸
丸石石石沼
残る空きパネルは4枚、石持さん9枚、丸山さん8枚、沼屋4枚と、増減は丸山さんの1枚増のみと、大きな変化はないレシーブチャンスに終わった。
30問目「大泉町」を正解した丸山さんは沼屋のパネルを15番に入れ、石持さんのバックアップのおかげもあって、沼屋7枚、丸山さん5枚と逆転に成功。
<30問目終了時のパネル>
石石石石石
沼石
丸丸沼沼沼
丸丸丸沼沼
丸石石石沼
31問目はスルー。32問目「西野朗」は沼屋が正解。誰もが9と10のどちらかに丸山さんのパネルを入れるかと想像する中、何と6番に石持さんのパネルを指定するという、明らかなパネルミス。これで自分のパネルは1枚減りはしたが、丸山さんのパネルも2枚減るので、丸山さんに勝利を献上したようなものであった。
<32問目終了時のパネル>
石石石石石
石石石
丸石沼沼沼
丸丸石沼沼
丸石石石沼
この時点で石持さんの勝利は消えた。そうなると沼屋と丸山さんの争いであるが、パネル関係からしてどちらが有利とは決めづらいだけに、残りの2枚を誰が征するかで勝負は決まる。33問目「秋山豊寛」を正解したのは丸山さん。これで勝負を決めたかと思いきや、9番だろうと10番だろうと沼屋のパネルを入れることはできず、おまけに石持さんのパネルしか入れられないため沼屋のパネルを減らし、どっちのパネルであろうと最後の正解任せになる。それを知ってか知らずか、先程の沼屋のパネルミスのお返しと、24問目の「チルデン」になぞらえて、丸山さんを「おぉ、あんたはクイズ界の清水善造だ!!」と会場から声が飛ぶ。
<33問目終了時のパネル>
石石石石石
石石石石
丸石沼石沼
丸丸石石沼
丸石石石沼
残る空きパネルはとうとう1枚。丸山さんと沼屋のパネル枚数は共に4枚ずつなので、どちらか正解した方が(パネルミスしなければ)勝利となる。石持さんが正解すると....ということはさておき、最後の問題。
34問目「1940年の幻の東京五輪の陸上の代表候補選手だったという/」
丸山「土井勝」
速攻で丸山さんが最後の問題を正解。会場中から「10番に“緑”!!」というヤジが飛ぶ中、冷静に
丸山「10番に青」
というラストコールで、眞露杯優勝を手にした。
<最終結果>
石石石石石
石石石石沼
丸石沼石沼
丸丸石石沼
丸石石石沼
丸山淳 4枚 9○4×
沼屋暁夫 5枚 13○
石持義久 16枚 4○2×
アタック25ではパネルの巡り合わせでわざと正解しないという場面がまま見られるが、このレシーブ25では自分が正解しないとどんどん不利になるため、良い勝負を見ることができた。その反面、終盤戦で正解しても他の人を引き離せないという現象があったことを考えると、どちらにせよ単純に正解が多ければ勝てるわけではないという、奥が深い形式であることに変わりがないことが分かった。
大会をまとめてみると、前評判ほど変な企画や問題は無かったというところ。とは言っても、予選であるペーパーであれだけ変な問題を出しているのに、本戦では問題がマトモになっちゃってるから、予選の意味があるのだろうかという観があった。極端に言えば、予選問題は全部イントロだったのに、本戦になると全然関係ない政治経済問題ばかりというように、傾向が繋がっていないのでは無かろうか。とは言っても、本戦の途中途中でビジュアルやリスニングを入れられると流れが途切れてしまうから、難しいところであろう。
クイズ大会イベント報告/
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