1998/01/10
午前中は図書館でレポートの資料集め。本来なら今日はこれをずっとやり続け、五大対抗戦は「若いモノ達で頑張ってくれ」と草葉の陰(死んでないけど)で人知れず微笑んでいるつもりだった。でも12月の関西のオープン二連戦で調子に乗って「リテラシ杯問題集は五大対抗戦でも売ります」と言ってしまった手前、重いバッグをガラガラ引きずりつつ、ついでで対抗戦を見学しに行く。
到着すると、すでに2○2×とイントロ企画が終わっていて、ちょうど全員参加企画に入るところだった。渋谷から「舟太さん、入りますか?」と聞かれるが、若者たちの活躍の場を奪っちゃいけないと判断して断る。んで、問題集を販売したが、全然売れなかった。やるんじゃなかったと後悔しながらも、これじゃ来た意味が無いな〜とガッカリしていた。企画を見学していようと見ていると、何か小林崇さんや井上こーぢらが出場していたし、問題が予想より難しかったので、「あ、こりゃ遠慮する必要なさそうだ」ということで急遽参加表明。でも全員参加企画は初戦であっさり敗退。
そんなこんなで代表戦なわけだが、法政リバティの当初の布陣では副将に第11代マンオブザリバティの古谷顕一郎が据えられていたが、それを押し出して入れてもらう。(こういう風に、若者の活躍の場を奪っちゃうのがちょっと気マズイんだよなぁ。)
先鋒戦のサバイバルクイズは、終始安定していた半田が勝利。次鋒戦のアップダウンは舟橋が予想外の圧勝。女子セットのタイムレースでは意外にも菊池かおりが勝利し、昨年を通じ初めて代表戦で法政に勝利をもたらしていた。中堅戦の通過クイズは高山の圧勝。
で、副将戦・早押しボードで出番が来た。他の大学の代表を見ると、慶應の神野、明治の春日が二強。それに一橋はサークルの中枢を成す奈良間、早稲田は先頃行われたスプートニク2号で準優勝に輝いた大島君。1問目、さっぱりわからんポイントで奈良間が早押し正解し、2問目は大島君がボード単独正解。2人が突っ走りそうで、早く流れを押さえないとやばそうな雰囲気。それでも私以上に焦ったのか、春日と神野が誤答してくれたおかげで楽になり、第1回プリツカー賞受賞者というクイズベタ問題で解答権を取って「ジョンソン」を正解。何で「フィリップ・ジョンソン」と書かなかったのかは、昨年の法政オープンのとある出来事があった影響からである。その後は「ラロトンガ島」や「井上準之助」といったクイズベタを思い出せず、「河上彦斎」を「川上彦斎」と漢字間違いをするなどしてかなりの問題を取りこぼしたものの、神野と春日に着いていくことができ、とりあえず3位以内の順位はキープできる状況に持ち込む。終盤、ここで勝負に出る必要はないと踏んで、ポイントをうまく確定させてから「ブルーモスク」を正解してトップに立つ。最後の問題の直前までトップをキープしたものの、その最後の問題で神野が速攻で解答権を取り、手も足も出ず逆転負け。神野が2年連続で副将勝者となった。春日が自滅した影響があって2位にはなれたこともあり、自分なりに納得は行く出来であった。もちろん、勝つことが出来れば言うことはないのだが、あれだけ取りこぼして勝つなんてのはムシが良すぎるというものだろう。
大将戦は昨年同様の超難問による7○2休。大将戦を戦うプレイヤーだけに、皆が期待を寄せ拍手を送る。
「法政大学、深澤岳大」(ワ〜、パチパチパチ)
「明治大学、串戸尚志」(ワ〜、パチパチパチ)
「早稲田大学、栗田修」(ワ〜、パチパチパチ)
「慶應大学、沼田正樹」(ワ〜、パチパチパチ)
「一橋大学、駒形哲郎」(ワ〜、ワ〜、ワ〜、パチパチパチパチパチパチ)
何か応援が極端なのは何故だろうか? 大将戦は沼田がブッチ切りで、途中からもう勝負はついたも同然だったが、一番の注目どころは駒形。ほとんどさらし者状態で、誤答を連発していたが、何と一問正解したことで会場中が沸き上がる。何だかんだで、駒形も大将戦を戦える実力はちゃんとあるんだなぁ。その後、沼田が好調に走って、栗田と串戸がまだ2○しか挙げていない時点で7○として大将戦に勝利し、慶應に二年連続で総合優勝をもたらした。その後、栗田と串戸(2○)、深澤と駒形(1○)の間でサドンデスの1○1×が行われ、まず栗田が1○で2位に入り、串戸が3位。あとは九分九厘の率で深澤だろうと見ていたら、何とここでも駒形が正解。会場が大いに湧いたことは言うまでもなかった。
総合成績
法政 | 明治 | 早稲田 | 慶應 | 一橋 | |
---|---|---|---|---|---|
緒戦 | 20 | 150 | 10 | 150 | 60 |
全員 | 90 | 100 | 30 | 120 | 20 |
先鋒 | 20 | 100 | 30 | 50 | 10 |
次鋒 | 20 | 50 | 10 | 100 | 30 |
女子 | 100 | 30 | 10 | 50 | 20 |
中堅 | 10 | 100 | 50 | 30 | 20 |
副将 | 75 | 45 | 15 | 150 | 30 |
大将 | 20 | 60 | 100 | 200 | 40 |
総合 | 355 | 635 | 255 | 850 | 230 |
順位 | 3 位 | 準優勝 | 4 位 | 優 勝 | 5 位 |
先鋒勝者:半田茂幸(明治)
次鋒勝者:舟橋貴之(慶應)
女子勝者:菊池かおり(法政)
中堅勝者:高山慎介(明治)
副将勝者:神野芳治(慶應)
大将勝者:沼田正樹(慶應)
以上が大体の結果。総合力を考えれば、優勝は慶應か明治だろうというのが大方の予想だっただけに、その通りだったというわけだろう。昨年最下位のリバティが3位だったのだが、全体の半分が私とかおりの得点だから、一歩間違えていたら2年連続最下位になったのでは無かろうか。まぁ、4位になった早稲田も大将・栗田と中堅・市川の2人で全体の半分以上を稼いでるし、五大対抗戦は代表戦重視の企画だから、そうなっても別段不思議ではないのだが。