「The CARDVer.7.3」による、データベース 使用例
各項目は全て「復帰・改行」で区切る。テキストで編集する場合、単純に「改行」をすればよい。 また、ファイル内の問題データは
<問題> <解答> <解説> <企画名> <作者名> <整理番号>の順で改行され、(テキストデータとして)6行で1問を構成する。
パソコンで統一のコード化がなされている漢字は、約6千文字と限られている。当然コード化されていない漢字を用いるクイズ問題もあるだろうから、その対処法を以下に述べる。
漢字を組み合わせる
単に組み合わせただけでは勘違いしてしまう可能性もあるので、「‘ ’」で囲う。
例1:左右の組み合わせ
作家「里見とん」の「とん」は、「ゆみへん」に「亨」を書く
‘弓亨’
例2:上下の組み合わせ
作家「内田百けん」の「けん」は、「もんがまえ」に「月」を書く
‘門+月’
左右の場合、‘’で挟んだ二つ以上の漢字を一文字と見なせるのでそのまま。上下の場合、通常のデータベースは横書きであるためそのままでは若干見方に欠けるので、‘’で挟んだ二つ以上の漢字を+で仕切る。
標準文字に入っておらず、なおかつ組み合わせられない。
黙ってひらがなだけ書かれると、勘違いを生む可能性が出てくる。「解説」項目にどんな漢字か、出来るだけ雰囲気が伝わるように書く。
例えば、
問題:ニキビの医学名は何?
解答:尋常性座瘡
解説:解答にある「座」は「やまいだれ」。
という風にする。
企画名の書き方は、基本的に「(開催年月<大会のみ>:)企画名:ラウンド:形式」。同一のファイルデータ内にある問題データの、企画名の頭の部分は必ず同じにすること。(重要)
例えば、「1」「2」・・・・「10」「11」と記してしまうと、ソートした際
1
10
11
2
・
・
・
と並んでしまう。これを避ける方法は、「01」「02」・・・「10」「11」と記せばよい。こうすれば
01
02
・
・
・
10
11
と、順番通りにソートされる。多分無いとは思われるが、企画数が3桁、4桁になっても同様に「001」などとすれば対処できる。
パソコンが漢字をソートする方法は、「第一水準漢字>第二水準漢字」が第一となっている。次に、第一水準の中では「五十音順(音読み)」、第二水準の中では「部首索引順」でソートを行っている。その関係上、ソートをすると「決勝」が先に来て「準決勝」が後に来てしまう。つまり、1R〜決勝という形で記すと、
1R
2R
3R
決勝
準決勝
という風におかしな順番になってしまう。これでは「決勝」「準決勝」に無理矢理工夫を加えるよりも、順番を正した方がよいので、頭に半角文字でソートすると並ぶように
01・1R
02・2R
03・3R
04・準決勝
05・決勝
と記せばよい。
1:企画名
2:整理番号
で、ソートした順に並ぶように、ファイルデータは問題を並べておく。
クイズ問題は「事実の羅列」に当てはまり、“クイズ問題そのもの”には著作権が存在しない。
問題集としてクイズ問題を売り物としている場合、それをまるごと写しては“版権”の問題に絡んでくる。第三者に対し(営利を目的としない)頒布をする場合は、作者に了解を取っていれば問題はない。(要は、無断使用しないことが大前提。そのあとでどういった使用・目的かを包み隠さずに伝える。断られたらあきらめる。別に無理をしなくとも、問題集は他にたくさんある。)
余談だが、大学入試試験問題のような公的試験には問題作成者に著作権が発生する。だからそうした問題集は、丸ごとはもちろん、一問でも無断でコピーすると著作権侵害になるので注意しよう。
データベース化するにあたり、7つの項目は、空欄にしてはならない、空欄があってもよい、出来れば空欄にしないでもらいたい項目に分けられる。