【『鮑のし』大雑把なあらすじ】
少し抜けているところがある甚兵衛が、
空腹を理由に、仕事をせずに家へ帰ってきた。
甚兵衛はご飯を食べたら仕事に行くと女房に言うが、
家にはお金も食べ物もない。
そこで女房は甚兵衛にまず金を借りてこさせ、
次に尾頭付きの魚を買ってくるよう命じる。
しかし借りたお金では尾頭付きの魚は買えず。
しょうがないので、甚兵衛は鮑を買って帰る。
本日、大家の息子が婚礼を迎えるので、
女房は甚兵衛に対して、買ってきた鮑を土産にして訪ね、
大家のご祝儀をもらってくるよう伝える。
甚兵衛が大家を訪ねて鮑を出したところ、
大家は「磯の鮑の片思い」といって婚礼には
縁起が悪いと、受け取ってもらえず。
鮑のし 蜃気楼龍玉(24:23)
桂歌蔵「鮑のし」 Utazo Katsura [awabinoshi](15:05)