【『阿武松(おうのまつ)』大雑把なあらすじ】
京橋に住む武隈(たけくま)文右衛門という相撲の関取のもとに、
能登の国(石川県)から来た小車が弟子入りする。
しかし小車があまりにも度を超した大飯を食うため、
武隈は小車に一分の金を渡して国へ帰るよう告げる。
小車は大飯食いがもとで追い出されたとあっては
面目なくて国へ帰れず、戸田川で身投げを考える。
しかし一分の金を持ったまま身を投げてはと思い直し、
この金を使い切ってから身投げをすることに。
小車は板橋の宿屋に入り、一分の金を先払いして
ご飯をもういいと言うまで出してくれと注文する。
小車が出てくるご飯を次々平らげていくうち、
この客の話が宿の主人である橘屋善兵衛の耳に入る。
善兵衛が小車から事情を聞くと、
善兵衛は自分が相撲好きであることを話す。
善兵衛は小車がご飯に不自由しないよう
入幕するまでお米の仕送りをすることを約束する。
善兵衛には懇意にしている関取がおり、小車を連れて
根津に住む関取・錣山(しころやま)喜平次を訪ねる。
弟子を取る時は体を見てから判断するものであるが、
錣山は善兵衛の紹介だからと小車の体を見る前に引き受ける。
小車はしこ名を小緑と改め、異例の早さで番付を昇り、
入幕後はかつての師匠・武隈と立ち会うまでになり、
六代目の横綱・阿武松緑之助へと出世した。
阿武松 入船亭扇辰(29:05)
阿武松(山遊亭金太郎)(1/5)(04:41)
阿武松(山遊亭金太郎)(2/5)(04:54)
阿武松(山遊亭金太郎)(3/5)(04:12)
阿武松(山遊亭金太郎)(4/5)(04:49)
阿武松(山遊亭金太郎)(5/5)(02:34)