【『親子茶屋』大雑把なあらすじ】
若旦那の芸者遊びが酷いため、
父親である親旦那が説教をするが若旦那には全く効果無し。
親旦那が芸者と親のどちらが大事かと問えば、
若旦那は芸者だと答えて理由を述べる。
親旦那はこれに激怒して若旦那を勘当しようとするが、
番頭が取りなして大事には至らず。
親旦那は番頭に若旦那を任せて、
自分は万福寺の阿弥陀様へお参りに行くと
数珠を手にして表に出る。
しかし親旦那はしばらく歩くと数珠を懐に入れ、
お寺ではなく遊廓へ向かう。
実は親旦那も大層な遊び好きで、
素性を隠してお茶屋で芸者遊びをする。
親旦那は、扇子で目隠しをして
芸者を捕まえる「狐釣り」を始める。
番頭の目を盗んで芸者遊びに来た若旦那が、
知っている店で自分の父親くらいの男が
狐釣りで遊んでいる姿を見て、粋だと感心をする。
若旦那は店の者に、お代の半分を持つから
自分も一緒に遊ばせてくれと話をし、
伝え聞いた親旦那がこれを了承する。
狐釣りの最中であるため、親旦那を親狐に見立て、
若旦那は子狐として扇子で目隠しをして入っていく。
米團治 親子茶屋(35:51)
「親子茶屋」 桂米朝(25:37)