【『強情灸』大雑把なあらすじ】
江戸で非常に熱いと評判の灸を据える「峰」という店があり、
男が一つ据えてもらおうと訪ねる。
評判の店なので順番待ちが多数おり、
男はいつ自分の番が回ってくるのかと帰りたくなる。
そこへ前の方にいた女性が、
灸を据えてもらう人の様子を見て怖じ気づいたからと、
男に順番を代わってもらう。
早々に自分の番が回ってきた男は、
少しずつでは面倒だからまとめてやれと店員に促すと、
店員は三十以上の灸を手早く準備して火をつける。
男は背中に爆弾を背負ったようだと、
あまりの熱さに逃げたくなる。
しかしここで逃げたら「かちかち山」のたぬきだと我慢し続けると、
店の中にいた人達から口々に賞賛される。
男がそういった経緯をもう一人の男に話し終えると、
話を聞いた方の男がこれに対抗して、
今この場で腕に山盛りのお灸を据える。
その様子はまるで活火山のようで、
灸を据えている男は釜茹でにされた石川五右衛門や
火あぶりにされた八百屋お七の話を語り出す。
話をするうち、お灸に火が回り出してだんだんと熱さが増していく。
「強情灸」三遊亭遊雀(17:01)
#519 2005年09月26日 落語リハビリ #12強情灸1of2(07:17)
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