【『こぶ弁慶』大雑把なあらすじ】
喜六と清八が伊勢参りをして大阪へ帰る途中、
近江の大津で宿を取ることに。
客引きが多いので「定宿がある」と言ってあしらい続け、
面白がって引いてこない相手にまで「定宿」を使う。
しかし2人には定宿など無いので、
最終的に、定宿の無いことがばれた客引きの宿に泊まる。
その宿にて、泊まり客同士で宴会になり親睦を深めるうち、
各自、好きな食べ物は何かという話になる。
そのうちの一人の男が「土」と答え、
壁土に使われている土が好物だという。
試しにこの宿の壁土はどうかと食べさせてみると、
男は美味しそうに宿の壁土を食べてしまう。
他の客は壁土を食べる男に感嘆し、
調子に乗った男は壁土をもりもり食べてしまう。
翌日、喜六と清八ら他の客は宿を発つが、
壁土を食べすぎた男は調子が悪く高熱を出し、
駕籠に乗って自宅がある京都の綾小路麩屋町へ帰る。
自宅に帰った男の肩に大きなこぶができ、
みるみるうちに人の頭になる。
こぶは自分を弁慶だと名乗り、
男の手足など体の主導権を握ってしまう。
男は医者に診てもらったり妙心寺に通ったりして
こぶを取ろうとするが、それはなかなか叶わず。
弁慶のこぶができて百日が経った日、
男が大名行列に出くわす。
男は頭を下げ、弁慶にも頭(こぶ)を下げるよう言うが、
弁慶は男の体を使って大名行列の前に出て、
殿様相手に見得を切ってしまう。
名作落語35 桂枝雀 こぶ弁慶(42:45)
桂枝雀 「こぶ弁慶」(42:50)
桂枝雀「こぶ弁慶」(42:50)
桂枝雀 こぶ弁慶*(38:22)
第34回ノイズ・ラジオ演芸場 五代目桂文枝 「瘤弁慶」 らくごFM亭 S58 8 15放送(41:45)