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『黄金餅』動画集

【『黄金餅』大雑把なあらすじ】
下谷の貧乏長屋に住む僧・西念は
大変なケチであった。
その西念が風邪にかかり寝込んだので、
隣に住む金山寺味噌売りの金兵衛が看病をする。
西念は医者に診てもらう金すら惜しんでおり、
薬も飲んでいないという。
金兵衛は西念に頼まれて、
自分のおごりであんころ餅を買ってくる。
西念から一人で食べたいと言われ、
金兵衛は隣の部屋に引っ込む。

金兵衛は壁に開いている穴から隣の様子を見ると、
西念は所持していた大量の貨幣(二分金、一分銀)を
餅にくるんで丸飲みし始める。
ケチな坊主が大金を隠し持っていたことに
金兵衛が驚いていると、西念が苦しみ始める。
金兵衛は餅を吐き出すよう諭すが、
西念はそのまま息を引き取る。
金兵衛は、死んだ西念の腹の中にある大金を
どうにかして自分の物にする策を考える。

金兵衛は長屋の住人に対して、西念の遺言として
金兵衛のなじみの寺に葬ることを伝える。
葬儀は麻布絶口釜無村の木蓮寺(架空の地名・寺名。
一説に、僧・絶江が開山した麻布の曹渓寺が元とされる)で行うことに。
翌日にすると長屋の住人は仕事に差し支えるからと、
今日のうちに西念の遺体を下谷から麻布へ運ぶ。
木蓮寺で葬儀が行われた後、金兵衛は皆を帰して、
一人で西念の遺体を桐ヶ谷の焼き場に持ってくる。
金兵衛は作業員に腹は生焼けにしてくれなどと頼み、
新橋で朝まで時間を潰してから戻ってくる。

黄金餅 - Wikipedia