【『算段の平兵衛』大雑把なあらすじ】
村の困り事を解決して金を得ている
「算段の平兵衛」という男がいた。
庄屋が長年連れ添った妻に、
妾の花子の存在を知られてしまう。
困った庄屋は平兵衛が独身であることを思い出し、
平兵衛に結婚話を持ちかける。
平兵衛はこれを承諾し、花子と共に手切れ金などを得る。
しばらくの間、平兵衛は遊んで暮らすが、
そうやって暮らすうちに手切れ金を使い切り、
花子が持参した衣類や家財道具を売り払っていき、
とうとう遊ぶ金が無くなる。
平兵衛はお金を得るため、花子に美人局をやらせる。
ゆする相手は庄屋と決め、お膳立てを整える。
花子と庄屋が二人でいる現場に平兵衛が突入し、
強気の交渉をするため庄屋を一発殴りつけたところ、
庄屋はそのまま死んでしまった。
平兵衛は死んだ庄屋を利用して、工作を始める。
夜になってから、庄屋の死体を担いで庄屋の家へ行き、
玄関先で平兵衛が酔っぱらった庄屋の声真似をして、
庄屋の妻と口喧嘩をする。
庄屋の妻から「首でも吊れ」という言葉を引き出し、
平兵衛は庄屋を首吊り死体に仕立てる。
庄屋の妻が、首を吊っている自分の夫を見つける。
庄屋が酔っぱらって口喧嘩の末、
自殺したとあっては体裁が悪いため、
平兵衛に相談を持ちかける。
平兵衛は二十五両で引き受けた後、
隣村の盆踊りの練習場へ庄屋の死体を担いでいく。
平兵衛は庄屋の死体を使っていたずらをして、
隣村の男達を挑発し続ける。
怒った男達は庄屋の死体の手を掴むや暴行を加え、
その間に平兵衛は逃走する。
男達は暴行した相手が死んでおり、
それが隣村の庄屋だと気付く。
二つの村の争乱の種になっては大変と、
男達は隠居からお金を借り、
平兵衛に相談を持ちかける。
平兵衛は二十五両で引き受けた後、
崖下に庄屋の妻を連れ出しておき、
崖の上から庄屋が足を滑らせて
崖下へ落下して死んだことにする。
桂米朝 Beicho Katsura 算段の平兵衛 落語 Rakugo(33:02)
桂米朝 「算段の平兵衛」(32:02)
桂南光 「算段の平兵衛」(38:38)
桂南光「算段の平兵衛」(39:11)
名作落語69 桂 文珍 算段の平兵衛(35:10)