【『始末の極意』大雑把なあらすじ】
噺の枕は、ケチな男の逸話を語る。
隣の家に金槌を借りに行ったら、
釘を打った時に槌が減るのでもったいないと貸してもらえず。
なんてケチな奴だと言いながら、
自分の家にある金槌を取り出す。
鰻屋の匂いでご飯を食べていたら、
鰻のかぎ代を請求されたので、
請求額分のお金の音を聞かせて支払ったことにする。
扇子を節約するために、
扇子を振らずに首を振る。
などなど。(本題に組み込まれる場合もあり。)
ケチな男が、ケチさに磨きをかけようと、
更にケチな男のところへ始末(節約)の仕方を請いに行く。
訪ねてきた男が自分の食事での倹約っぷりを語ると、
相手はまだまだ倹約できる部分を指摘する。
更に相手は、汁用に鰹節や菜をただで手に入れた方法や、
住吉参りを安価で済ませた方法を教える。
男が感心してきたところで、
始末の極意を教えてもらえないか尋ねると、
夜にもう一度来るよう言われる。
男が夜に再び訪問すると、
相手は夏の暑い日なのに
涼しげな顔をしている。
理由を尋ねると、
男の上には大きな岩が吊されていた。
いつ落ちるかという恐ろしさから、
涼しいのだという。
始末の極意を教えてもらうことになり、
男は指示された通りにはしごを使って
松の木に登ると、突然はしごを外される。
男は木の枝に両手でぶら下がる形になっているところを、
まず片腕を外し、次に指を順々に外すよう指示される。
落語 始末の極意 桂米朝(27:21)
落語:桂文我(三代目)「始末の極意」(31:22)
第2回出石永楽寄席 わいわい亭 始末の極意 宝酊亭おくれ(13:53)
立石落語会20120602_2(16:19)
始末乃極意(07:35)