【『大仏餅』大雑把なあらすじ】
ある雪の日のこと。
河内屋金兵衛の店に、
一人の子供と、その父親である
盲目の乞食が訪ねてきた。
乞食は怪我をしていたので、傷の手当てをする。
金兵衛は自分の息子のわがままぶりに比べ、
乞食の子供の出来の良さに感心する。
金兵衛は残り物の食事を親子に与えようとすると、
乞食が差し出した器が茶器の名品であることに気付いて驚く。
落ちぶれても名品を手放さないことから、
さては名のある茶人ではと金兵衛が名前を尋ねる。
乞食は神谷幸右衛門という、
芝片門前でお上の御用達をしていた人物であった。
大仏餅(23:29)
「大仏餅」 桂文楽(11:26)