【『ふたなり』大雑把なあらすじ】
夜、村の相談役である猟師・亀右衛門のもとに、
二人の男が訪ねてきた。
二人は金の使い込みをしたため、
これから夜逃げをするのでお金を借りに来た。
亀右衛門は持ち合わせが無いので、
隣の村の知人を二人に紹介しようとする。
しかし二人は、村まで行く途中に
「栴檀の森」という恐ろしい森を
通らなければならないので行きたがらない。
結局、亀右衛門が隣の村へ行くことに。
亀右衛門が隣の村へ向かう途中、
栴檀の森で一人の女と出会う。
女は不義の子を身ごもったが男に逃げられ、
もはや死ぬしかないと覚悟して家を出たが、
家に残すべき遺書を持ってきてしまったという。
女から遺書を家に置いてきて欲しいと頼まれるが、
亀右衛門はあまり気が進まない。
しかし遺書を家に置いてきてくれれば
持っている十両をあげると聞いて引き受け、遺書を預かる。
次に女は、どうすれば死ねるのか聞いてきたので、
亀右衛門は死に方の手本を見せることに。
亀右衛門は首吊りの手順を教えたが、
途中で誤って自分が首吊り状態になり死んでしまう。
その姿を見た女は死ぬことを止めて、
持っていた十両を手にどこかへと去る。
亀右衛門が帰ってこないことを心配した二人の男が、
隣の村までの道のりを行くと、
亀右衛門の首吊り死体を見つけて仰天する。
二人はすぐに役人を呼び、取り調べが行われる。
亀右衛門の懐から、(女が書いた)遺書が見つかる。
早起き名人会 第28回 古今亭志ん生の巻 「ふたなり」.wmv(43:42)
「ふたなり」古今亭志ん生(15:54)