【『花見の仇討』大雑把なあらすじ】
桜の名所で桜の花が咲いたので、
長屋の4人で花見へ行くことに。
江戸中があっと驚くようなことをしたいという話になり、
4人で仇討ち物の芝居をすることに決める。
仇として討たれる浪人役、
仇討ちを行う巡礼兄弟役、
止めに入る六部(巡礼僧)の役を割り当てた後、
芝居に明るい浪人役が、他の3人に稽古を付ける。
花見の当日。
六部役の男が花見へ向かう途中、
頑固な上に耳が遠いおじさんと会う。
(僧になって)妻子を置いていくのかと問いただされたため、
これは「花見の趣向」だと話すが、
「相模から四国へ行く」と聞き間違えられ、
六部役の男はおじさんの家へ引っ張られてしまう。
耳が遠いため説得は無理だと判断して、
六部役の男はおじさんに酒を飲ませる。
おじさんが酔っ払った隙に逃げるつもりであったが、
逆に自分の方が先に酔っ払ってしまう。
雑踏の中、兄弟役の2人が花見へ向かう途中、
本番前に立ち回りの稽古をすると、
誤って杖で侍を打ってしまう。
侍が2人を手討ちにすると言い出すが、
侍の仲間が仕込み杖に気付いて2人から話を聞く。
仇討ちに行くところだという話に侍は納得をし、
仇討ちに出くわしたら助太刀致すと言って送り出す。
花見客で混雑する中、巡礼兄弟役が
ずっと待っていた浪人役の所に到着し、
仇討ちの芝居を始める。
しかし六部役の男が来ていないため、
芝居を終わらせることができず。
芝居を続けるうち、先程の侍が現れ、
助太刀をすると刀を持って芝居の中に入ってきてしまう。
五代目三遊亭圓楽 - 花見の仇討(22:39)
古今亭志ん八(右朝)「花見の仇討」1987年 (23:32)
金原亭馬生 花見の仇討(26:56)
立川談志:花見の仇討:昭和43年2月(28:18)