【『松山鏡』大雑把なあらすじ】
越後(新潟県)の松山村に住む農家の正助は、
両親が亡くなってから18年間、
毎日お墓参りをする孝行者としてお上に表彰される。
褒美としてお上から着物、田畑、お金を提示されるが、
正助はいずれも不要と返答する。
正助がただ一つ望んでいる願い事は、
亡き父親の顔を見ることであった。
お上はこの望みに対して、箱形の鏡を持ってくる。
松山村には鏡の存在を知らない者が多く、
正助は鏡で見た自分の姿を、亡き父親と思いこむ。
正助は納屋に鏡を置き、
毎日父親(と思っている自分の姿)に挨拶を欠かさなかった。
正助の妻・お光が夫の行動に不審を抱き、
納屋に入って鏡を見ると、
鏡に映った自分を、夫の愛人だと思いこむ。
「松山鏡」柳家三三(13:06)
TOKAI亭勇楽「松山鏡」.MOV(10:01)
TOKAI亭勇楽の「松山鏡」落ち.MOV(01:48)