【『三井の大黒』大雑把なあらすじ】
江戸の大工職人が仕事をしているところに、
ある男が「仕事がぞんざいだ」とケチを付ける。
男はカッとなった大工職人たちから暴行を受けるが、
職人の棟梁・政五郎が出てきて場を収める。
男は上方から来た大工と分かり、
政五郎は居候として家に住まわせる。
政五郎や大工職人達から、
男は生まれを尋ねられる。
男が「飛騨」と答えると、
同じ出身地の名人・左甚五郎の話になり、
職人達は甚五郎を口々に賞賛する。
次に男は名前を聞かれるが、
自分の名前を忘れてしまったという。
しょうがないので、
職人達は「ポン州」と名付ける。
ポン州が現場に出たところ、
職人から板を削る下働きを言いつけられる。
そこでポン州は、
二枚の板がピッタリくっついて離れない
一枚の板を作り上げる。
政五郎はポン州に下働きさせたことを謝り、
しばらく好きにさせる。
しかしポン州が家でゴロゴロしてばかりなので、
政五郎の奥さんが文句を言い出す。
政五郎はポン州に小遣い仕事で置物の一つでも
作ってはと勧めたところ、
ポン州は数日家に籠もって、
見事な大黒像を作り上げる。
三井の大黒 柳家三之助(42:01)