【『向う付け(三人無筆)』大雑把なあらすじ】
喜六が家に帰ると、
女房から母屋のご隠居が亡くなったことを聞く。
喜六は少し抜けたところがある上、
お悔やみの言葉を言うのが苦手なため、
女房から作法を教えてもらう。
お通夜の場で、喜六は女房から教えてもらったことだけでなく、
お手伝いを申し出て食事を食べてくるように、
といった女房とのやり取りを全部話してしまう。
話を聞いた人は呆れながらも、
斎場の帳場係がいないので、
後で確かな人を送るから先に行ってくれと頼む。
喜六は文字が書けない無筆であった。
喜六は一旦帰宅して、帳場係が務まるはずもないからと、
女房に逃げることを話し出す。
女房は、“確かな人”より先に帳場の準備を整えておいて、
後から来る人に帳付けを頼めばいいと、喜六を送り出す。
しかし喜六が帳場に到着すると、
すでにその“確かな人”が帳場の準備を全て整えており、
“確かな人”から逆に帳付けをしてくれないかと頼まれる。
お互い無筆であることから、
今回は「向う付け」と称して、
来訪した側に帳面を書かせることにする。
これで何とかやりすごそうとしたが、
無筆な者が来訪し、困ったことになる。
仁鶴 『向う付け』 1/2 rakugo(12:27)
仁鶴 『向う付け』 2/2 rakugo(09:44)
笑福亭仁鶴 「向う付け」(21:25)
桂紅雀 「向う付け」(17:35)