【『悋気の独楽』大雑把なあらすじ】
(あらすじその1)
非常に嫉妬深い大店の本妻が、
旦那がどこへ出かけたのか
奉公人に聞いて回るが、揃って要領を得ない。
下女のお松が、本妻に助言をしつつ、
ごまを擂って色々と物をもらう。
旦那は丁稚の定吉と共に、妾の家にいた。
旦那は、今日はこちらに泊まるので、
定吉は先に帰らせる。
定吉にはお駄賃を与え、帰らない理由は
「碁の勝負に熱中しているから」だと伝えるよう話す。
定吉が帰宅すると、教えられた通りに
旦那が帰らない理由を伝えるが、本妻は嘘だと見抜く。
本妻は定吉に饅頭を食べさせて、
その饅頭には「熊野の牛王の御符」が入っており、
嘘を言うと死ぬことになると脅して白状させる。
定吉は、旦那が妾の家に泊まっていることを本妻に話す。
更に定吉が持つ三つの独楽についても話が及び、
この三つの独楽を旦那、本妻、妾に見立てて、
独楽回しの結果で旦那がどちらの家に泊まるか
決めていることを定吉が話す。
(あらすじその2)
ある店の旦那が落語を聞きに行くと言って出かけるが、
非常に嫉妬深い本妻が、丁稚の定吉に後をつけさせる。
旦那が妾の家に着いたところ、定吉がついてきたことに気付く。
旦那は妾に頼んで定吉に小遣いを与え、
本妻には旦那を見失ったと話すよう頼んで帰らせる。
定吉が帰宅すると、教えられたとおりに
旦那が帰らない理由を伝えるが、本妻は嘘だと見抜く。
本妻は、定吉の様子を女中のお清に張らせていたとかまをかけ、
定吉に嘘を付いていたことを白状させる。
定吉は、旦那が妾の家に泊まっていることを本妻に話す。
更に定吉が持つ三つの独楽についても話が及び、
この三つの独楽を旦那、本妻、妾に見立てて、
独楽回しの結果で旦那がどちらの家に泊まるか
決めていることを定吉が話す。
「悋気の独楽」桂文枝(19:53)
悋気の独楽 六代目春風亭柳朝(16:38)
「悋気の独楽」 入船亭扇辰(14:21)
お喋り亭ラジ子の初舞台(10:24)