*ご注意*
今回のプロデューサー日誌には、「アイドルマスター」のエンディングに関する、重大なネタバレを含んだ文章が記述されています。その点を踏まえた上でご閲覧願います。
<メール>
「怖い話」:律子からのメール。友だちが怪談本を貸してくれたのだが、怪談話って、小道具は変わっても結局やってることが同じで変わらない、という。そして「一番恐ろしいのは、怖い怖いといいつつ怖い話を求める人間の貪欲さ」であるとまとめ。ま〜、結局“物語”ってやつは、骨組み自体はずーっと昔の人が造り上げちゃって、今の人達は手を変え品を変えて斬新さを作り出しているにすぎない見方もあるからな。そんな現代に至っても、やっぱり“骨組み”の部分を創造する人はいるわけで。そういう人こそ、真のクリエイターだよな。
「感動する本」:律子からのメール。これまで何冊もの本を薦めてきたのだが、まだ読書感想文の提出をするのか。もしかして、自主的に提出しているのか? それにしても4回目ともなると、さすがにオススメの本が尽きてくるな。んじゃ、泣ける本ではないが、律子にピッタリの本でも薦めるか。
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*お断り:この本を読んでも、アイドル達のテンション管理が上手く行かない場合があることをご了承ください。
第62週(残0週)
<オフィス・朝>
先週のパフェブーストとブーストメールにより、テカテカ状態。パラメーターの上昇具合を見るに、ブーストの効果が重複することは無い模様。敏腕記者も付いているけれど、Lvは10のまま。
挨拶:「おはよー!あずさ」→あずさ「呼び捨ては止めませんか」でテンションダウン。う〜む、なぜそこまで呼び捨てにされることを拒否するか。
ランクアップリミットを迎え、社長が「奇跡を信じてオーディションに参加したまえ」と言ってきた。ブースト入って、思い出のストックもあるから、ここでオーディションを受けるつもりではある。しかし、さすがに奇跡が起きて、カラフルメモリーズに合格してファン人数が一気に150万人になるとは思えない。
<オーディション>
特別オーディション全制覇を狙ってカラフルメモリーズを受ける手もあったが、パラメーター的に、ボーカル審査員に帰られたらほぼオシマイなので、無難に2万5千人へ。残り50秒でエントリーしたものの、誰も入って来ず、全COM戦に。
全国の2万5千人・3枠。
会場へ向かう途中:「今日は何だか勝てそうな気がするな」
他の受験者レベル:9D 8C 7B 7D 7D(自10A)
審査員とのやり取り:律子「一生懸命頑張ります」→「大変良いお答え」でテンションアップ。
直前のやり取り:「ほかに負けないで」→律子「私なりにベストを尽くしますよ」でテンションアップ。最後の最後で、律子と順調なやり取りができたな〜。
テンション:両者ともMAX
流行:ビジュアル☆☆−ダンス☆☆☆−ボーカル☆☆☆☆☆
第1回中間審査。結果2-1-2で☆10個獲得。
第2回中間審査。結果2-2-1で☆10個獲得。
最終審査。結果1-2-1で☆10個獲得。
結果発表。ここまで好条件が揃っているオーディションで苦戦するはずもなく、余裕の満点トップ合格。
テレビ出演。最後の記念撮影。キラキラアピール9回、アクシデント0回。良くも悪くも、安定している。ある意味、マンネリ化。
(思い出−3/ストック15)
<オフィス・夜>
善永さんお帰り。でもLv10を維持したまま。
ファン人数決定後、画面上にデカデカと「アイドルランクアップ失敗」の表示。社長から、ユニットのプロデュースを次回で終了するように、というお達しが。それに続いて、「ここまでのアイドルを育て上げたのは予想以上」「その力で新しい芽を育てて欲しい」と。ま、偉そうにふんぞり返っているだけのように見える人だが、本当は私の見えないところで、色々苦労しているんだろうな。
長きに渡って育てたアイドルユニットが、自分の手元を離れる時が来た。前回、あずさ1号の力を十分に引き出すことができないまま活動停止となっただけに、今回、ランクAのアイドルユニットを育てることができたのは、自分でもできすぎな結果である。今回は、自分の中で悔いが残らないプロデュースができたと思っている。
- ファン人数:108万2439人
- ファンからのプレゼント:156 セプテンバーバイオレット
第63週(活動停止決定)
<オフィス・朝>
先週のブースト効果で、あずさ、律子とも、テンションは最大値。しかしレベルはLv10→Lv8へダウンしていた。う〜む、やはり活動終了時に高レベルを維持するのは難しいようだ。
寂しげなBGMが流れる中、社長に促された後、あずさと律子に活動停止を正直に切り出す。私の「解散が決まりました」という一言に、止まる時間。あずさはかなりショックを受けて、うろたえていた。律子もショックを受けながらも「事前に相談くらいあっても良さそうだけれど」と、突然の事態を冷静に受け止めようとしている。今のユニットについて、関係がぬるくなってきている旨を話し出すと、あずさ達も、今のユニットが中だるみしていることを自覚。ユニットの解散ということから「引退のススメでしょうか?」と、あずさが問い返してきた。引退も一つの手段であるが、私の手を離れ、別のプロデューサーのもとでアイドル活動を続ける道もあると伝える。続けて、引退するにしろ別のプロデューサーのもとで活動を続けるにしろ、私のもとで活動する最後の記念碑として、特大の仕掛け「お別れコンサート」を用意していることを伝えると、律子が「もうそこまで考えているってことなら、私が何を言っても無駄ってってことか」と、意外なほどあっさり引き下がった。もっと食ってかかってくるかと思っていた分、少し拍子抜け。律子自身、ユニット解散について、嫌々ながらも、こうなることは自然な流れであると同意した様子。
<下準備>
アイドル史に伝説として名を残すための最後の仕掛け「お別れコンサート」が、このユニットにおける最後のプロデュースである。
コンサート会場選定。トップアイドルとなったユニットだけに、当然10万人収容のドーム(成功率45%)を選択。つか2番目に大きい5万人収容の武道館で成功率50%だったら、普通ドームを選ぶよな。
衣装は「グリーンフォレスト」、アクセサリーは「ねこみみ」「どら鈴」「ポンポンブレス」「ねこあし」。このユニットで一番最初に着た衣装とアクセサリーそのままである。出会って早々のあずさが、ステーションスクエアでこの衣装に着替えたのも、今となっては遠い、良い思い出だ。
ラストソングは「アイドルマスター」。律子の持ち歌「魔法をかけて!」とも迷ったが、ここは自分が選びたい曲を優先させた。
選定が終わり、すぐに手配と準備に取りかかろうとしたところ、あずさが「はぁ〜」とため息をついた。「この機会に、色々決めなければと思って」と、今回のユニット解散を機に、自分の考えをまとめようとしている様子。そういえば1周目の時も、色々と悩んでいたようだったな。
<お別れコンサート直前>
ユニット解散が決まってからコンサート当日までの数日間、あずさが考え込んでいる時が増え、無口になっていった。ランクEでもランクAでも、悩み事というのはあるものだ。
コンサート当日。開演1時間前、社長が慌ててやってきた。あずさがふらふらと会場の外へ出て行ってしまったという。つか前回もそうだったのだが、社長、あずさが会場の外へ出て行く姿を、わざと見逃してないか? っても、ここで社長があずさを引き留めちゃったら、私の見せ場が無くなっちゃうからな。これはこれでいいのか。ラストコンサートは大丈夫かと心配する社長を尻目に、「追いかけて、連れ戻してきます」と言って会場外へ出る。
あずさは案外すぐに見つかった。前の時もそうだったが、その格好で会場のすぐ外を歩き回って、何でファンに見つからないんだろう。あずさにラストソングが何かを問うて、意識がはっきりしていることを確認。「今の気分はバラード曲がいい」と言ったが、今回そういう系統の曲のCDを出してないからな。
あずさは「私にとっての幸せって、なんだろう」と悩み事を切り出し始めた。「誰からも認められるトップの位置まで来た」「ここまで来られたのは歌唱力を磨いてくれたおかげ」と、心配顔の割にはポジティブな発言。あずさと律子はファン人数100万人を越える、押しも押されぬトップアイドル。その顔を知らない人はいないと言っても過言ではない。そんなトップアイドルになった、という大きな夢を叶えた今、このままアイドルを続けるのが本当にあずさ自身のためなのか。そろそろ一人の女性としての未来も同じくらい大切に考えたい、と。それがあずさの悩み事。あずさは、こんなあやふやな気持ちで最後のステージに立っていいのか、歌っている途中で素の自分に返ってしまいそうで怖い、という。ユニット解散決定から今日まで、あずさなりに悩み抜いたようだが、今に至るまで結論は出ていない様子。私自身、これから始まる「お別れコンサート」、九分九厘成功すると信じているが、本当に無事に成功させることができるのか怖くてしょうがない。しかし怖いからといって、前へ進むことを止めてはいけない。アイドルを続けるべきか引退するべきか、それは全力を出してこそである。このユニットも、常に“今できること”を全力でやってきて、それが積み重なって、こうしてトップアイドルになれたのだから。最後のステージで全力を出してこそ、あずさの幸せの形が見えてくるのだと元気づけてみる。するとあずさは険しい顔を崩し、気持ちが楽になったと笑顔を見せた。ユニット解散を告げてから、暗い顔ばかりしていたあずさの顔が、ようやくいい表情を取り戻した。
<お別れコンサート>
思い出の数:「4x11 +2x4 +1x19 -1x1 = 70」。思い出の数、70個かぁ。今日まで、あずさ、律子との間には、色々な思い出を育んできたよなぁ。ちょっと涙目。
お別れコンサートのシステムは、ファンのボルテージを最高潮にすることが目的。
ラストソング「アイドルマスター」の演奏開始。ゲージは最初から45%溜まっている状態からスタート。テンション高、直前の会話に成功しているので、ほっといてもゲージはどんどん上昇している。しかし45%から成功の位置にまで達するには、このままでは微妙なところ。思い出の数から動くべき箇所を算出し、残り17小節から思い出を連続で発動。全good状態の思い出スロットを4回くらい発動させた辺りで、ゲージは一気に「success」に到達。さらに4回ほど発動させた辺りで、ゲージの最大値に到達。その後も発動を続けてラストコンサートを盛り上げ続ける。結果は当然、ボルテージ100%の大成功。
<お別れコンサート直後>
お別れコンサートは無事に成功。舞台が解体されているところを見て「終わったんだなぁ」としみじみしていると、律子から「お疲れ様」と声をかけられる。声の方を見ると、あずさも一緒である。律子は続けて「あずささん、大丈夫だったじゃないですか」と、長い間つき合ってきたパートナーにねぎらいの言葉をかける。え、「あずささん」? 律子って、名前で呼んでたのか。あまり二人で会話を交わしている場面を見ていなかったから、てっきり「三浦さん」って呼んでいるんだと思っていた。その後、あずさがコンサート前の奇行について軽く謝った後、私に話があるから、少し二人きりになれないかと聞いてきた。
<評価>
あずさとの最後の会話の前に、社長から私へのプロデューサー評価が伝えられた。
- アイドルイメージ:015/100
- Lv8
- ファン人数 :016/100(増加001)
- 最終ファン人数 108万2439人
- 最高全国順位 952位
- オーディション :037/100(増加021)
- 27勝(勝率100%)
- 合格した特別オーディション
- ボーカルマスター
- ダンスマスター
- ビジュアルマスター
- 歌姫楽園
- LONGTIME
- ルーキーズ
- TOP×TOP!
- HIT−TV
- アイドルランク :047/100(増加010)
- ランクA
トータル47点。前回が16点だったから。3倍近い成長ぶりだ。今後はこれを維持するか、これ以上を目標にするんだろうな。にしてもファン人数の項目、100万人突破しているのに1点しか増えてないんだけれど。この項目、何点満点なんだろう。
<エピローグ>
あずさと共に、会場の外に出る。辺りはすっかり暗くなっているので、手近な喫茶店にでも入って話をすることを勧めたが、あずさは「ここの方がいい」という。誰もいないところでないと話せないことがあるから、という。
ドームでのラストライブを、全力を出し切って成功させた今、結論が出たかを問うてみる。すると「最高の思い出ができた」「アイドルとしてやり残したことはない」ということで、引退を表明。1周目では「いつかステキな引退ライブを開きたい」と言っていたが、今回はファンへの恩返しができたようだ。本当にそれで良いのか、念押ししたが、「一点の迷いもありません」と明言。アイドル・三浦あずさは今日をもって引退か。少し寂しいな。
アイドル引退を決意したあずさは、「こういう時でないと勇気出ないから」と話を続ける。「私、ずっとプロデューサーさんのそばにいたいです。一人の、女性として。」と、突然の愛の告白。まぁ突然と言っても、前々から兆候はあったから(特に第50、56、58週:日誌26、日誌29)、あずさの想いには薄々気付いていた。つか気付かない方がおかしい。その後もあずさは「私が探していた運命の人は絶対にプロデューサーさんです」「隣に立っているだけでこんなに幸せ感じさせてくれる人、他にはいません」「トップアイドルとして歌うために使ってきた時間、これからはあなたのためだけに使ってはいけないですか?」と、ほんのり頬を赤らめながら、私への想いを矢継ぎ早に告げる。ここまで想われておいて、断れる男なぞいない。いやむしろ光栄である。当然、あずさの想いを受け入れる。「本当ですか!」と、顔をぱぁっとするあずさ。
私とあずさは「プロデューサーとアイドル」という関係から、「恋人同士」という関係になった。私自身はそういう意志を通じ合えただけで良いのだが、あずさは「これまでと違う関係になれた証」を所望。何か特別な言葉をかけて欲しい、という。う〜む、こういう時に、何て言えば良いのか。いや、考える必要はないか。思っていることを口にするだけで良い。
「愛してるよ、あずさ」
そう言葉をかけるや、「え....あ....私....うぅ....」と、泣き出すあずさ。しまった、「呼び捨ては止めませんか」ってことか、と焦ったが、そうではなく、私の一言は「何より一番欲しかった言葉」で、嬉しくて泣いてしまったという。最後にあずさは、多くの人と楽しい時を過ごし、ずっと探していた運命の人と巡り会え、アイドルになれて本当に良かったと締めくくった。自分の育てたアイドルが、心の底から幸せになってくれて、本当に良かった。
こうして三浦あずさは、芸能史に不滅の金字塔を打ち立てて引退した。私とあずさの「プロデューサーとアイドル」という関係は終わった。けれどこれからは、もっと価値のある時間が始まる。二人の甘く、永い時間が....
- 女の子達からの評価 :071/100(増加024)
- あずさからの評価:「S」
- 律子からの評価:「−C」
- プロデューサーレベル: Lv2 駆け出しP → Lv4 普通のP
- プロデューサー評価:「B」
おぉ〜、あずさから「S」評価だ〜。でも律子は「−C」か。結構いいコミュニケーションができたと思っていたのだが、意外と辛い評価なのね。
プロデューサーレベルが、Lv3を跳び越えて、一気にLv4へアップ。これでTV出演時のパートエディットが可能に。オーディション合格後が、より面白くなりそうだ。
エンディングで、スタッフロールが流れる。キャラクターとCVが流れる中、「ボーカルマスターDJ」という肩書きと、見慣れない名前。もしかして、オーディションの審査員? と思ったが、よーく考えた後、センターモニターから流れてくる疑似番組を思い出した。あ〜、あの人達か〜と膝を打つ。最後の方で、一般のファンとおぼしき方々のお名前一覧。ファンレターを書いた人の一覧なのかな?
最後に、私の独り言。トップアイドルを育てたが、人がアイドルを求める限り、自分はより多くのアイドルを育てる、という決意表明をして終了。
いつも以上に長〜いプロデューサーカードへの書き込みが終わり、排出されたカードを見ると、長い間プリントされていたあずさと律子の顔がまっさらになっていた。活動、終わったんだなぁと、しみじみ。
2枚目終了時のアクセサリー数/045個
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<メール>
「ふふ(ハ-ト)(ハ-ト)(ハ-ト)」:あずさからの、幸せ一杯のメール。ハートで一杯。
これであずさ、律子のデュオユニットのプロデュースは終了。言いたいことを書き出すと、長くなってまとまりが無くなりそうなので一言だけ。
「このゲームをプレイして、本当に良かった。」