アニメ『レンタルマギカ』の次回予告で表示される
用語の解説文章をまとめています。
こちらでは2クール目の#13から#24までを記述しています。
用語解説まとめ(#1-#12)/用語解説まとめ(#13-#24)
#13「入信儀式」(#14予告)
魔術師が魔術結社に入り、結社の一員となるために行なう儀式。その魔術結社
の掟を守り、その教えの元に行動することを誓うことと引き替えに、魔術の指導、
結社による庇護、そしてその結社の魔術系統に応じた加護を受けることができる。
また、時には己の実力を示すように求められることもある。
入信儀式は、何らかの共同体に加入するために行なう通過儀礼の一種であり、
魔術結社以外でも学校の入学式や会社の入社式といった形で同種の儀式が
行なわれている。
黒板「New新!!」「(穂波の顔に×)←クビ」「キレイ!」
講師役:アディリシア・レン・メイザース
#14「星のキオク」(#15予告)
中国の陰陽五行思想に端を発する、日本古来の総合魔術。森羅万象を陰陽と
木火土金水の五行のことわりによって紐解き、そこに起きるあらゆる事象を
読み解く占いの業でもある。
明治時代までの陰陽師は、陰陽寮というれっきとした国家機関に所属し、
日本の政治を補佐する役割を担う存在であった。特に精霊や鬼神を使役する
式神の法と、天象・天文(星)の配置から万物の運命を読み取ることを得意とし、
元来の星祭りはその応用として権力者の寿命を延ばすために行なわれたものだった。
黒板「おんみょう道」「渋滞5キロ」
講師役:アディリシア・レン・メイザース
#15「人魚の伝説」(#16予告)
古い日本の船では必ず祀られていた、船ごとの神霊のこと。帆柱の土台の筒に、
ひな人形と髪結いのかもじ、麻や五穀、さいころや銅銭を納め、ご神体とした。
船その物や航海の危機には、この船魂が鈴虫の鳴くような音を鳴らして警告を
発したという。その吉凶を判断するやり方は、音の種類によるとされ、この
判断方法は海を司る神である素盞嗚尊(すさのおのみこと)の関連神社で
行なわれる神事に類似している。
このことから、船魂は素盞嗚尊の一種の分霊や化身ではないかとする意見もある。
黒板「フッ(笑)生(なま)だ」「(割れた生卵のイラスト)ゆでだと思ったのに…」
講師役:黒羽まなみ
#16「赤い槍」(#17予告)
中国の陰陽五行思想に基づき、森羅万象の天・地・人を表わす構え“三体式”
から、木火土金水の五行のことわりを体現した。劈拳、鑚拳、崩拳、砲拳、横拳の
5種類の打撃法へと変化する。中国武術の一派、形意門の基本技法。
五行のそれぞれの拳は、そのまま中国武術に必要不可欠な木火土金水の
“気”を養うにおいても大きな効果があり、ある種の健康法や仙人修行の一環として
鍛錬する者もいる。
黒板「うまいラーメン ごぎょう軒(ラーメンのイラスト)」「(アディの顔に×)←ナメンナ」
講師役:穂波・高瀬・アンブラー
#17「魔神の反乱」(#18予告)
ひとつの共通の目的のために設立される、一時的でない団体の総称。
ここでは魔術師たちを構成員とする魔術結社のことである。
魔術結社は多くの場合、ひとつの魔術を深く研究したり、広くその技術を伝える
ために結成される。魔術結社内には厳格な上下関係と同時に、厚い助け合いの精神
が色濃く見られ、結社員はお互いを同胞として認識している。
また、伝統ある結社の場合は、古くから受け継いできた魔術を次代に伝え、
さらに磨きをかけるために存在していることも少なくない。
黒板「げっしゃ」「キューリョーブクロ(給料袋の絵)←いやーまいつきたいへんです」
講師役:アディリシア・レン・メイザース
#18「ソロモンの絆」(#19予告)
「それに近づいたり触れたり、またはそれに類似する行動をとってはならない」
という意味を持つ、魔術的、習俗的な制約の一種。
多くはそれを犯すことによって、深刻な呪波汚染を招いたり、社会に対して
修復困難なダメージを与えることが明白な事柄や物事を、禁忌(タブー)として
敬して遠ざけている。禁忌(タブー)を犯すことは、魔術師にとって死をも
超える罪悪といえるだろう。
黒板「けんさくサイト Taboo うーんくるしいー」
講師役:アディリシア・レン・メイザース
#19「巫女の故郷」(#20予告)
日本古来の、万物に神霊が宿るという素朴な信仰をベースとする巨大な民族宗教。
古代日本の各地で発生した自然信仰を原点とするため、統一された教義などはなく、
さまざまな信仰や魔術、言い伝えなどが渾然一体となっている。
その中でも葛城みかんを初めとする術者たちは、特に「祓い清める」ことに
特化した魔術を専門としている。その絶対的な浄化の力は、ほとんどの呪力や
魔術的影響力を押し流し、さえ渡るような清澄の極みへと導くことができる。
黒板「(横になっている人)<はぁ しんどぅ(濁音に×)」
講師役:葛城みかん
#20「鬼の祭り」(#21予告)
元々は中国で死者をあらわす言葉であったが、日本では“人間以外”を
あらわす総称へと変化し、やがて妖怪の一種と考えられるようになった。
日本語の“オニ”は“隠密”の“隠(おん)”から来ていて、“目に見えないモノ”
という意味である。
神道や陰陽道では、鬼は周囲の環境を激変させる暴走エネルギーの結晶と
考えられ、これに不用意に関わると不運や病気に見舞われることとなる。
ただし同時に、鬼は莫大なエネルギーの塊でもあり、これを味方にしたり、
使役しようという発想も多く見られる。
黒板「オニ(ギリに×) もうなにもできません…スミマセン」「(オニギリのイラスト)」
「(穂波の顔に×印)」「(アディの顔に×印)」
講師役:葛城みかん
#21「白と黒のドレス」(#22予告)
一般的には愛し合う両者が互いに終生の愛を誓い合い、婚姻関係を結ぶため
の儀式。日本では冠婚葬祭の、キリスト教などでは秘蹟の一種であり、いずれの
場合も単なる婚姻の儀式ではなく、神と人の神聖な繋がりを改めて結ぶ(強化する)
ための儀式である。
魔術的には、本来は別のものである両者が結ばれ、新たな存在として新生
することを称して結婚という。このため、結婚の相手は別に人間でなくとも良く、
世界各地に人間以外のものと結婚する儀式の手法が伝わっている。
黒板「けっこんしき」「(血痕っぽいもの)←ミテクダサイ! チノアトデス」
講師役:穂波・高瀬・アンブラー&アディリシア・レン・メイザース
#22「眠れる街」(#23予告)
レイライン、龍脈とも呼ばれ、大地のエネルギーを初めとして魔術的な力が
流れている、ある種の“道”のこと。目に見える形では山脈や川の形で現れる
こともある。
世界各国にこの霊脈のエネルギーを利用した魔術が存在しており、一定以上の
魔術師ともなれば、この霊脈をわずかなりと利用することなく魔術を行使する者
はほとんどない。
特に東洋圏では風水としてこれを利用する手法が定着しており、京都や香港などの
都市では、魔術師以外でも霊脈の恩恵が受けられるように都市が整備されている。
黒板「レイミ役」「(女の子の絵)ハーイ、レイミでーす!!」「あと2つ!」
講師役:穂波・高瀬・アンブラー
#23「取り替え児」(#24予告)
主に北欧やイギリス、アイルランドの伝承に登場する、子供が妖精によって
妖精の子と取り替えられる現象。または、その妖精の子や取り替えられて妖精の国に
行ってしまった子供のことをさす。
妖精の子は原則として普通の子供よりも知能が高く、また容姿においても
異なっているという。本来は、隔世遺伝や混血などでその民族のそれとは違う
身体特徴を備えた子のことを指していたのだろう。同様の例に、東欧のモロイイ
がある。
黒板「チェンジリング!!(変身ポーズっぽい絵)」
「トリか? 絵? 字?(鳥の絵)」「あと一つ!」
講師役:アディリシア・レン・メイザース
#24「アストラル」(ばいばい!?)
洋の東西を問わず、強大な力を持つとして考えられる存在。主に東洋では
神獣として、西洋では悪魔の眷属や力の顕現として認識されている。
その正体は制御されていない状態の、荒れ狂う自然エネルギーの具象であり、
嵐や洪水、地震、津波、火山の噴火などのおよそあらゆる災害の象徴である。
そして同時に、自然がもたらす恩恵の具現でもあるのだ。すべての土地、
霊脈には竜がおり、これを支配することはある意味で地球を我がものにしたに等しい。
黒板「おわリューよければ全てよし!!」「ラスト!」
講師役:穂波・高瀬・アンブラー