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場面1 修善寺、農家小屋の庭
源範頼が五藤太とその妻に、得意げによく育ったナスを見せる。五藤太は「蒲殿が丁寧にお育てになったからでございます」と返答し、五藤太の妻もお祝いの言葉を述べ、一同笑顔に。範頼が収穫物を置くと、その背後に善児の姿が。
範頼が井戸水を汲んでいると、背後で善児が五藤太とその妻を殺害する。範頼が「次は何を植えようか」と尋ねつつ振り向くと、五藤太夫妻はすでに物言わぬ骸と化していた。範頼が周囲を警戒し始めると、背後から声をかけられる。
善児「マクワウリなんかがいいな」
範頼が「マクワウリ」と問い返しつつ振り返ると、善児が小刀を範頼の腹部に突き刺す。範頼は口から血を流し、その場に崩れ落ちる。
範頼が倒れると、その背後に五藤太夫妻の娘である少女・トウが立っていた。善児がトウに近付いて小刀を振りかざすと、トウは手に持っていた草木を地面に落とすが、鎌はしっかりと手に持ち、それを善児の方に向けて防衛体勢を取る。
善児は小刀を下げ、血まみれの手で頬をぬぐう。
時期
西暦1197年(建久8年) 7月(以降)
今回の被害者
五藤太(9人目)
五藤太の妻(10人目)
源範頼(11人目)
善児の裏の顔について知っている人物
私の個人的なメモ
善児の活動記録 (01)#01「大いなる小競り合い」 (02)#05「兄との約束」 (02+α)#07「敵か、あるいは」 (03)#09「決戦前夜」 (04)#11「許されざる嘘」 (05)#15「足固めの儀式」 (06)#20「帰ってきた義経」 (07)#22「義時の生きる道」 (08)#24「変わらぬ人」 |